各地で冷え込みが強まり、神奈川県横浜市では14日、関東の気象台としてこの冬初めての雪を観測した。

このように厳しい寒さの日が増えていく中、給湯器メーカーの株式会社ノーリツが「今年の冬は、コロナ禍の影響で部品の生産に支障が生じているため、例年以上に給湯器機の故障や破損への注意が必要」と公式サイトで呼び掛けている。

現在は希望の納期での対応ができない状況が続いており、全社をあげて早期解消に努めているものの、ユーザーには例年以上に注意し、予防措置をしてほしいというのだ。

(出典:ノーリツ)
この記事の画像(7枚)

同社によると、水温・気温が低下する冬は例年、夏より給湯器の故障や破損が約3割増えるという。

ちなみに、サイトで公開している「よくあるご質問」によると、給湯器自体は気温が下がっても安全装置で凍結を防いでいるのだが、接続された配管の凍結までは防げないそうだ。

配管が凍った場合は、キッチンや浴室のお湯側の蛇口からはお湯も水も出なくなってしまう。また雪が積もって給湯器の給気口が塞がったまま使用すると、不完全燃焼や異常着火によって事故や故障の原因になるという。

故障予防の4つの注意事項

そこで同社は、寒波や積雪への備えとして、安全上の4つの注意事項を紹介。ちなみに、これらの注意を怠り、凍結で給湯器などが破損した場合は保証期間内でも有料修理になるとのことだ。

(1)寒波の予報が出たら
風呂の蛇口を少し開け、少量の水を出しっぱなしにしておく。また、追い炊き機能がついている場合は、浴槽に残り湯を張った状態にしておく。

(出典:ノーリツ)

(2)給湯機器の電源プラグは抜かない
給湯器には凍結予防の安全装置が付いているため電源はそのままにしておく。

(出典:ノーリツ)

(3)凍結してしまったら
気温が上がって自然に溶けるのを待つ。破損する恐れがあるので給湯器や配管に熱湯をかけてはいけない。

(出典:ノーリツ)

(4)雪が降り積もったら
給湯器の給気・排気口に積もった雪を乗り除く。

(出典:ノーリツ)

故障や破損の予防法は理解できたが、今年も既に問い合わせが増えてきているのだろうか? また、部品の生産や供給はいつになったら安定するのだろうか? ノーリツの担当者に聞いてみた。

特に1~2月の0度以下になる日は注意

――なぜ今年は注意を呼び掛けた?

通常であれば冬季の繁忙期に備え、給湯器の在庫を増やし、フル稼働で生産しており、故障を起因とした給湯器の交換が必要なお客さまのもとへすぐに商品をお届けしています。

しかし、この冬は、コロナウイルス感染拡大による東南アジアのロックダウンの影響で一部の部品供給が滞っているため、給湯機器の納期遅延が発生しております。少しでも凍結や耐用年数を過ぎた給湯器の故障などを避けていただけるよう、12月7日に故障予防の注意喚起のニュースレターを配信いたしました。

寒波が訪れるタイミングでは、公式Twitterや当社製品のご愛用者と、製品購入をご検討中の方向けサイト「NORITZ マイページ」の会員さまへメールでの呼びかけも行っていく予定です。

――そもそもとして、どのぐらいの気温になったら注意が必要?

温かい地域でも急な寒波による凍結・積雪で給湯機器や配管の故障、破損の恐れはあります。特に1、2月など0度を下回るような寒い日は注意が必要です。


――実際に「故障の問い合わせ」は増えている?

冬場に入り気温が下がってきておりますので、問い合わせは増えてきております。12月~3月頃にかけて寒波がおとずれると、お問い合わせが急増しますのでその前に故障予防の注意喚起を行っております


――部品が供給できる見通しは?

現時点では、完全に解消できる見通しは、まだ立っておりませんが、主要製品(給湯器)の納期遅延は年明けに解消できるように全力で取り組んでいます。

部品に関しては、ロックダウンの影響を受けているエリア以外からの部品調達や代替部品の採用等、調達と仕様変更の両面で対策を進めています。

(画像はイメージ)

もし冬に給湯器が1日でも使えないとなると、不便になることは想像できる。ノーリツが紹介する4つのポイントを既に行っている人も多いかもしれないが、特に今年はより注意してほしい。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。

メディア
記事 4546