12月1日、20歳の誕生日を迎え成年皇族となられた愛子さま。成年皇族としての思いを文書で寄せられました。

愛子さま 成年皇族として初の“お言葉”

愛子さまがこれだけ長い文書を出されたのは、初めてのことだといいます。

愛子さま誕生日にあたってのご感想
成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉しく思います。様々な方と出会い、関わることを通じて、人と人とが互いに手を取り合い、交流の輪が広がっていく素晴らしさを学び、全ての経験が、今、私の財産となっています。今日に至るまで私の歩みに関わってくださった全ての方に深く感謝いたします。

この記事の画像(8枚)

成年皇族として、新たな一歩を踏み出される愛子さま。

12月1日は平日で、学習院大学の授業があることから夕方、宮内庁長官などからお祝いを受け、成年皇族としての主な行事は5日の日曜日に行われます。

愛子さま今後“ティアラ”新調の可能性も

その祝賀行事で着用される予定のティアラ。

これまで慣例で、成年になられた女性皇族に新調されてきましたが、愛子さまはコロナ禍であることを考慮し、両陛下と相談の上、今回は新調せず。陛下の妹・黒田清子さんのものを借りられるといいます。

一方、秋篠宮家の眞子さんや佳子さまが、成年にあたりティアラを国費で作られたことをめぐって、宮内庁の西村泰彦長官は「ティアラは儀式の際に女性皇族が身につけるために必要な物で、まったく無駄遣いには当たらない、今回、愛子さまはコロナの感染状況を踏まえ両陛下と相談され、宮内庁としても国費での製作を見合わせた」と説明。

今後、国費での製作を含め、愛子さまのティアラの新調を検討する見通しを示したのです。

今後、成年皇族として本格的に公務に臨まれることになる愛子さま。学習院大学に入学後は、オンラインでの授業を続けていますが、宮内庁によると、愛子さまは画面越しに友人と交流したり、演習の発表準備などで両陛下からアドバイスを受けられたりすることもあるそうです。

愛子さま誕生日にあたってのご感想
全ての方に、平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに、また以前のように皆様とお会いし、お話しできるようになる日を楽しみにしております。

愛子さまの言葉について、フジテレビ宮内庁担当の橋本寿史解説委員は…

橋本寿史フジテレビ解説委員
他の方でこの彩り豊かなというような表現を使われた方はいません。この言葉に対する思いというのを感じられて、愛子さまのボキャブラリーだったり、感性は素晴らしいものを持っています。

初の公務は?愛子さま今後のご活動

お誕生日を迎えられた愛子さまですが、12月1日は、夕方以降にご一家で夕食会などがあり、5日に成年皇族としての祝賀行事が行われます。

また、恒例となっている成年にあたっての記者会見はオンライン授業や課題提出で忙しい現状を考慮し、大学が春休みになる2022年3月中旬に行われる予定です。

成年皇族となられて初のご公務はどうなるのでしょうか?

橋本寿史フジテレビ解説委員
最初に臨まれるのが、おそらく「新年祝賀の儀」ではないかと言われています。さらに、眞子さんがご結婚されたことに伴い、皇室公務の担う方が減りつつあり愛子さまにかかる期待も大きい

その愛子さまに期待される今後のご公務については…

橋本寿史フジテレビ解説委員
眞子さんが担われていたご公務をいくつか引き継がれるのではないか、と。その中で「国民体育大会」は今年栃木県で開催。東京からも近いということで学業を両立なさる点でも可能性が高いのではないか、とみられています

橋本寿史フジテレビ解説委員
さらに、愛子さまのお人柄から障害者施設などをご訪問し、アニマルセラピーなどの様子をご覧になるといったご公務も考えられます

(めざまし8 12月1日放送より)