自民党の二階俊博元幹事長(82)は11月24日、「儲かりまっかと言う前にしっかりやれ」と述べ、衆院選の小選挙区で日本維新の会に全敗した大阪の自民党に苦言を呈した。
10月の衆院選で自民党は、大阪で候補者を擁立した15選挙区すべてで日本維新の会の候補に敗れた。
二階氏は都内で行った講演で、大阪の自民党の状況について「大阪だけだ。儲かりまっかという前にもっと政治をしっかりやれ」「儲からないんだ、政治をしっかりやらないと」と述べた。
また、自民党内で日本維新の会との連携を模索する声が出ていることについて「維新がどんなに立派であるか知らないが、よその党を頼りにしていてはダメだ」と述べた。
一方、「ポスト岸田」で誰に期待するかを問われた二階氏は、「それを言うわけにいかない」と明言を避け、「これからの努力次第だ」と煙に巻いた。