世の中にあふれる様々な情報をチェックし、気になる人物や物事を徹底的に捜査する、めざまし8のコーナー「帰ってきた!走れ!三面刑事」。

今回、三面刑事が調査するのは、東スポがこの秋から販売している餃子。野球やプロレス、芸能、カッパやUFOまでバラエティーに富んだ一面記事で知られる夕刊紙「東京スポーツ」、通称“東スポ”がなぜ餃子を売っているのか?三面刑事・山下真司さんの捜査開始!

本気で販売!年明けにはスーパーでも買えるように

やってきたのは、東京都江東区にある東スポの心臓部ともいうべき編集局。三面刑事、ついに禁断の場所へと足を踏み入れました。

山下真司:
餃子を売ってるっていうのは、本当なのか?

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餃子広報担当 佐藤浩一さん:
本当でございます。

三面刑事は嘘なのではないかと疑っていましたが、餃子販売は本当でした。

佐藤さんは以前はプロ野球を担当し、野村監督時代の楽天などを取材してきた敏腕記者。10月に突然、餃子広報担当に任命されました。

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
なんで餃子なんだと。なんで俺がと。でもやるしかないと。

「東スポ餃子」は50個入りで2484円。餃子の本場、栃木県宇都宮市に本社のある「大和フーズ」とタッグを組んで開発しました。

さらに、そんな東スポ餃子にはあるものが3倍入っているといいます。

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
ニンニクです。

山下真司:
やっぱり。なんで3倍なんですか?

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
まろやかさと、食べたあとのニンニク感のパンチですね。この両立を計った結果、3倍に落ち着きました。

国産の豚肉・野菜を使った東スポ餃子。ニンニクは青森県産で、使用量は通常の3倍。

反響は大きく通販でも売られているほか、「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」でも緊急販売。さらに、年明けから全国のスーパーなどでも発売予定です。

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
味はほんとに自信もありますし、東京スポーツが入ったから単なるイベントではなく、本気で餃子販売。

餃子への想いを熱く語る佐藤さん。そこで、さらに三面刑事がシビアな話をふります。

山下真司:
投資も当然あるわけでしょ?

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
プロデュースという形でやらせていただいてますので、大きなリスクというところはなく。

山下真司:
あーずるい。そういうところ知恵働くんだから。リスクなしに儲けようと。

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
いやいやいや。何をおっしゃいますか、刑事。

山下真司:
理想じゃないですか。

餃子広報担当 佐藤浩一さん:
そんなことないですよ。

山下真司:
俺も一枚加わりたいですよね。

三面刑事の切り込み技が炸裂。しかし、なぜ新聞社が餃子を販売しているのでしょうか。

「最終的には東スポ居酒屋を」さらなる野望も

大阪にいるという、企画を立ち上げた編集局長を電話で直撃しました。

取締役編集局長 平鍋幸治さん:
うちの新聞を片手にビールを飲みながら競馬予想なんかしているところに、やっぱり目の前に餃子が浮かぶんですよね。これはもう、絶対売らなきゃいけないと思いまして。

新聞社だからこそ餃子を売る理由が存在していたのです。さらに、販売の背景には厳しい現状がありました。

山下真司:
コロナ禍で大変でしょう?

取締役編集局長 平鍋幸治さん:
大変ですね、本当に。新聞業界、部数減というのはどこの社も同じなので、やっぱりうちとしましては、新規事業にどんどんチャレンジしていきたい。

進む新聞離れに加え、コロナ禍での売上ダウン。そのような中で「餃子」は新たな挑戦でした。そして、次のビジョンまでも。

山下真司:
これ売り上げ目標とか、どうなんですか?

取締役編集局長 平鍋幸治さん:
年商1億ですね。1億、2億、最終的には10億までいければ。これがうまくいきましたら、最終的にリアルな東スポ居酒屋とか出したら面白いかなと、個人的には思ってるんですけど。

現在、東京都内など50店舗以上の飲食店でメニューとして提供されている東スポ餃子。実際に出している店へ向かうと、意外にもそこは銀座にあるバーでした。

ニンニクマシマシの餃子を三面刑事が実食。

山下真司:
うまい。ニンニクはね、思ったほどきつくないね。

三面刑事も絶賛したニンニク3倍の東スポ餃子。今後の販売拡大や新規事業へ…東スポ餃子の挑戦は続きます。

(めざまし8 「三面刑事」 11月22日放送)