特定外来生物で毒を持つ「ハイイロゴケグモ」。宮崎市を中心に生息域が拡大していて、県は注意を呼びかけている。

かまれると、しびれや発熱などの症状

ハイイロゴケグモは、オーストラリア原産の毒グモで特定外来生物に指定されている。

体長はメスが7~10mm、オスが4~5mmで、人が毒を持つメスにかまれると、しびれや痛み、発熱などの症状が出ることがある。

特定外来生物に指定されているハイイロゴケグモ
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県内では約15年前に宮崎港で生息が確認されたが、その後、生息域を拡大。現在は宮崎市内のいたるところで、親グモや卵の入った卵のうが確認されている。

3年間で4000~5000の卵を産む

武田華奈リポーター:
ありましたね。この白い…これが卵ですか?

ハイイロゴケグモの「卵のう」 この中に60~100個の卵があるという

宮崎野生動物研究会 串間研之さん:
卵のうっていうやつで、この中に60個から100個くらい隠れて、それをクモの糸で編んでるみたいな

ハイイロゴケグモの大きな特徴は、繁殖力の強さ。

宮崎野生動物研究会 串間研之さん:
メスの卵を産む数が半端なく強いので…。メスはだいたい3年間くらい生きているんですけど、4000~5000個の卵をトータルで産むと言われています。確実に増やしていくという能力を持っているのが、ハイイロゴケグモです

見かけたら直接手で触れずに駆除を

また、人間の日常生活圏内に短い時間で卵のうを作ることが多いという。

宮崎野生動物研究会 串間研之さん:
あっという間にくっついて、あっと言う間に巣を作って、そこを卵を産む場所にしてしまう。車のハッチバックの内側のヘリや、あるいは自転車のサドルの裏とか、そういうところの報告もあります

宮崎野生動物研究会の串間研之さん

宮崎県では、ハイイロゴケグモを見かけたら、直接手で触れずに親グモは市販の殺虫剤などで駆除、卵のうは割りばしでつぶしたり、踏みつぶしたりして駆除してほしいと呼びかけている。

県内ではこれまでに健康被害の報告はないが、串間さんによると、小さな子どもがかまれると症状がひどくなる恐れがあるという。

かまれた場合には、皮膚科などの医療機関を受診してほしい。

(テレビ宮崎)