コロナ禍からの「再生」を祈るテーマも

11月10日夕方、名古屋駅近くの各所で一斉にイルミネーションが点灯した。

JRゲートタワー前のツリーは全長12m、4万球のLED電球が輝く。2021年のツリーは白を基調としていて、テーマは「~真っ新な始まり/未来を彩る~」。

15分間かけて様々な色に変化していくツリーの根元には、トナカイやサル、リスやフクロウなど森の仲間たちが集まっている。

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このイルミネーションは毎日17時から深夜0時まで点灯し、クリスマス当日の24時まで続く。

イルミネーションはゲートタワーだけでなく、ミッドランドスクエアや大名古屋ビルヂングなどでも始まった。

ゲートタワーの北隣にある「KITTE名古屋」のツリーは全長13m。形は砂時計をイメージしていて、テーマはコロナ禍からの「再生」。

大きなツリーに飾られているたくさんの花は、規格外のため出荷や販売ができず、廃棄処分される予定だったもの。捨てられるはずだった花が主役となって“再生”している。

ニット・ガラスなどツリーの素材も多様

続いて、ミッドランドスクエアのテーマは「自由な心で境界を越えていく」。

ツリーの上方には帽子をかぶった女性がいて、ロングドレスを着た姿をイメージしている。

このツリーを手がけたのは、ファッションデザイナーの廣川玉枝さん。東京オリンピックで日本代表の選手たちが着ていたジャケットを共同開発した人物だ。

ツリーの素材はニットで、レースのように編まれたニットが木の形に張られている。縫製には、名古屋モード学園の学生も参加した。表は緑だが裏地は赤い糸が使われていて、編み目からチラリと赤がのぞいている。

こちらは名古屋マリオットアソシアホテルの15階ロビー。宝石のようなツリーの中に輝くのは、スワロフスキーのクリスタルガラス。

光が反射して様々な表情が楽しめる。

最後は、大名古屋ビルヂング5階のスカイガーデン。

メタリックをちりばめた壁が風に揺れて幻想的だ。

こちらは“映える”フォトスポットがたくさんあり、つり下げられた花のカーテンや鏡の壁も。

さらに、2021年はディズニーなどおなじみのキャラクターも登場している。

(東海テレビ)

東海テレビ
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