需要回復も…運行30周年で企画

JR東海は、東海道新幹線「のぞみ」の12歳未満の子ども料金を、期間限定で実質無料にすると発表した。

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実質無料となるのは、2021年11月24日から12月19日までの期間限定で、JR東海のエクスプレス会員で、大人と一緒にネット予約した場合のこども料金。
たとえば、東京-新大阪間の指定席を大人と予約した場合、子ども料金7250円が乗車した後に全額キャッシュバックとなる。

JR東海はコロナの需要回復とともに、のぞみが2022年3月に運行30周年を迎えるため、企画したという。


利用者:
すごく助かりますね。子どもが2人もいるので、結構移動が大変なのでうれしいです。

利用者:
子育て世代に対して、応援という意味でそういったサービスがあると、また行こうかなというきっかけになる。

鉄道各社のお得なサービス

コロナ禍で利用者が減っている鉄道各社だが、他にも“お得”なサービスはこのようなものがある。
小田急電鉄は2022年の春から、ICカードを利用した小学生の子ども料金を全区間で一律50円にすると発表。
東急電鉄は60歳以上の人を対象に、11月の1ヵ月間、2000円で乗り放題の乗車券を発売。1000人限定の販売に対し、4000人が応募したという。

石本沙織アナウンサー:
小田急電鉄はこれをすることで2億5000万円の減資にはなるんですが、それでもやはり「子育てしやすい沿線の実現を」ということでできたということです。

加藤綾子キャスター:
小さいときからたくさん乗ってると親しみを持ってもらえるっていうような良さもありそうですね。

石本沙織アナウンサー:
大人になってからも「やっぱりこの沿線で住みたいな」とかに繋がりますよね。
東急電鉄は沿線に高齢者が多く住んでいて、コロナも少し落ち着いたので「皆さんに外出してほしい」という思いで始めたそうです。

明治大学・齋藤孝教授:
青春18きっぷとかありましたから、シルバーきっぷみたいなものもいいですね。
鉄道会社って先を見てやるんですよね。沿線に街を作っていくっていうところまで見越して鉄道をつくったりするので、これも将来を見越しての案だと思いますね。

石本沙織アナウンサー:
ちょっと運賃を下げてでも、鉄道に乗ってそこでお金を落としてほしいという思いもあるかもしれませんよね。東急電鉄はこれから高齢者だけではなく子育て世代などへのお得な提案もしていくということです。

(「イット!」11月19日放送分より)