10月31日ハロウィーン本番を迎えた街は、平日にもかかわらず週末をはるかに超える人たちで混雑した。

1日朝までに痴漢やスリ、暴行などで逮捕者7人を数えた東京・渋谷。

 
 
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午後9時ごろには公務執行妨害でパトカーに押し込まれる男の姿や、午前0時50分ごろには、爆音とともに踊っているたくさんの人たちの横を車が通ろうとする様子などが目撃された。

火事に泥酔客…終電間際も人が

そんなハロウィーン当日、午後4時前はまだ仮装した人たちは多くなかったが、信号が変わった瞬間に数十人の警察官がスクランブル交差点の横断歩道沿いに配置されていた。

センター街近くの飲食店は「本日ハロウィーンのため閉店」などの張り紙がされ、若者の暴徒化を恐れて、営業時間を短縮したり、「仮装客お断り」という店も出ていた。

夕方になり次第に人が増え始めたが、午後6時過ぎ、渋谷では仮装する人でごった返すセンター街で火災が発生。

 
 

燃え盛る炎がビルから吹き上がり、煙が立ち込める事態となった。

上空から渋谷の街を見てみると、火事の影響もあってか仮装をしている人たちがすし詰め状態に。

 
 

前に進むのも、ままならない様子だった。

また、別の場所では歩行者天国となった道路で、ボールを使ったパフォーマンスを披露している人たちなど、自由な行動が目立ち始める。

 
 

さらに、ぐったりした女性が救急隊員に運ばれたり、路上で倒れている一人の男性に警察が声を掛け起こそうとするなど、時間の経過とともに酒に酔った人が目立つように。

先週土曜日は午後11時半ごろには警備が薄くなっていたが、今回は日付が変わっても交通規制が継続されていた。

 
 

そして、終電間際になっても電車で帰ろうとする人がいる一方で、駅から出てくる人たちもたくさんいた。

混乱はこの後も収まることはなく、逮捕者も出たハロウィーン本番の渋谷。

翌日の朝、午前6時過ぎでも渋谷はまだ仮装した多くの人たちでにぎわっていた。

(「めざましテレビ」11月1日放送分より)