2019年、札幌市の豊平川で開催した「道新・UHB花火大会」の様子だ。多くの花火大会が2020年に続いて、2021年も中止を決めた。
しかし、そんな中で…

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モエレ沼芸術花火事務局長・中田源さん:
2020年、コロナ禍で1人の感染者も出すことなく開催できた。私たちは『やる』と決断しました

例年約3万人の客でにぎわった、モエレ沼の花火大会。2020年は入場を5000人に制限し、感染対策を徹底した上で行った。2021年も5000人の入場制限で開催を決定。 

全国から花火師約60人が参加するが、唯一の女性が長野県から参加する松井のの子さん。 松井さんが勤める花火製造会社では、仕事が9割も減ったという。

(Q.コロナ禍で開かれる花火大会への思いは?)
花火師・松井のの子さん:
(全国で)全く花火が上げられていない状態。だからこそ大事にしたい貴重な現場だなと思っています

活躍の舞台を「チャンス」に

モエレ沼の花火大会には2020年も参加したが、花火の打ち上げを任されるのは2021年が初めて。20年経ってようやく一人前と言われる花火職人の世界で、松井さんはまだ5年のキャリア。

男性がほとんどの花火職人の中でセンスを買われ、抜擢された。

花火師・松井のの子さん:
女性(花火師)ということではなく、一人の私としての花火を打ち上げられたらうれしい

こんなご時世だからこそ、大輪の花で夜空を照らしたい。「モエレ沼芸術花火2021」は9月4日に開催を予定している。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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