定額料金を支払うことで一定期間、モノやサービスが受けとれるサブスクリプション。
いま、サブスクがさまざまな分野に広がりを見せている。
札幌市民:
ネットフリックス。映画やアニメが、見放題で定額
札幌市民:
音楽配信サービスを利用している。1000円ちょっとで聴き放題
見放題に、聴き放題、パンに、ドリンクに、美容室と…
いまやとどまるところを知らず、拡大し続けるサブスク。
北海道といえば、ザンギ。
「ザンギ」もサブスク!?
その道民のソウルフード、ザンギもサブスクで食べられるようだ。
札幌市中央区の居酒屋では、北海道ザンギ連盟のサブスク=「ザンギパスパート」を利用できる。
料金は、月額500円。この企画に参加している道内12の店舗のうち1日3店舗で、ザンギ1皿を食べることができる。
500円で1か月、最大93皿のザンギが食べられる計算だ。
いただきコッコちゃん北1条店・工藤一誠店長:
常連もこのサブスクがあるから来店回数が増えたり、サブスクをきっかけに店を知ってくれる客もいる
他にはどんなサブスクがあるのだろうか。
札幌市民:
お茶のサブスク。ボトル持参で何回でも利用できる
札幌市民:
花を定期的に届けてくれる、サブスク
札幌市民:
家具のサブスク。定額でチェンジもでき、買い取りも可能
サブスクの市場規模は、2019年度が約6828億円。
コロナ禍でも伸び続け、2021年度は1兆円近くまで拡大、2022年度には1兆円を超えると予測されている。
急激な右肩上がりの成長は、どうしてなのだろうか。
小樽商科大学・近藤公彦教授:
サブスクをすることで、企業は収入が安定する。消費者はモノ消費からコト消費に。"持つこと"から"利用すること"に意識が変わってきたのでは
定額料金で一定期間、モノやサービスが受けとれるサブスク。いま、さまざまな分野に広がってきている。
育児に追われる日常を楽にしてくれたサブスクとは?
「育児分野」にもサブスクが…
札幌市北区で0歳児からの保育を行っている「しんことに清香こども園」。
0歳児から保育を行っていることから、使い始めたのが…
保育士:
おむつとおしりふきが使い放題のサブスクです
東京の大手メーカーによる「手ぶら登園」というサブスクだ。
通常は、保護者がおむつを用意しなければならないが、サブスクの契約でメーカーが必要な数を届けてくれる。
このこども園で利用しているのは、毎月2508円で何枚使っても同じ料金のプランだ。
しんことに清香こども園・中居知子園長:
(保護者は)1週間に30枚くらいのおむつを用意しなければならない。名前を全部(のおむつ)に書き、持参するのは大変だなと
保護者:
わざわざ、おむつを買いに行くこともないので、朝の準備がすごく楽になり、非常に有効的に活用している
北海道内では約30の施設で、おむつのサブスクを利用している。
広がりを見せる「サブスク」。幅広いニーズにこたえられるサービスが、これからも増えそうだ。
(北海道文化放送)