イギリスでジャーナリストとして活動していたマクティア・マリコさんは、プラスチックごみの排出量が世界2位の日本の消費行動を変えようと行動を起こした。
2018年国連環境計画の調査書では、日本人のプラスチックごみ排出量は一人あたり年間32キロだという。
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「プラスチックごみが散らかっている海岸を見つけたことがすごく衝撃的で。私たち日本は、お水にも恵まれているのにペットボトルに入った飲料水の消費が増えていて、それはすごくおかしい。消費行動全体を考え直すきっかけを作れたらいいなと思いました」
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そこでマリコさんは無料給水スポットを探せるアプリ「mymizu」を開発。カフェや美容室など国内8000カ所以上が登録され、そこに行けばマイボトルに水を入れられる。
ユーザーは消費行動の変化を実感
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アプリを利用している人は「ペットボトルを買わなくなったというのもありますが、知らないお店に入ることも増えて、給水してお店でついでに何か買うみたいなことも増えた」と消費行動の変化を実感していた。
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また飲み水を無料で提供する“給水パートナー”の一つ、神奈川県茅ヶ崎市のサザンビーチ北原珈琲のオーナーは、「“ステキな活動ですね”とお客さんに来て頂いてお店のイメージアップにもつながっているのかなと思います」と明かした。
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公園などの公共施設は誰でも登録でき、給水したことを記録すると削減できたペットボトルの数やCO2が数字で出てくる。全国のユーザーが約10万本のペットボトルを削減しているという。
マリコさんは「プラごみ問題に対して、小さな行動を積み重ねていって、みんなでやればこういう大きな変化に繋がるんだということを意識してもらえたらいいなって思っています」と未来を見据えた。
mymizu
https://www.mymizu.co/
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