入院断るケースも…最前線の医師が証言「自分たちが十分に応えられていないジレンマある」
感染拡大… 新型コロナウイルス

入院断るケースも…最前線の医師が証言「自分たちが十分に応えられていないジレンマある」

北海道文化放送
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もう限界を超えている医療現場

医療現場からは、もう限界を超えているという声が上がっている。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、最前線で戦う医師が、ひっ迫した医療の実態を語った。

札幌市手稲区の手稲渓仁会病院は、新型コロナウイルス感染者の受け入れ病床を20床増やしました。
重症用12床、中等症以下20床の32床を用意しているが、厳しい状況が続いている。

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手稲渓仁会病院 奈良理副院長:
大型連休明けぐらいからほぼ満床状態。退院する患者や、軽症となり転院する患者で空きができても、そこがすぐに埋まってしまう。稼働率は100%を超えている状態。入院できる基準が、最初のころは「症状のある人」だったが、現状は「酸素投与が必要な人」となっている。このような入院の基準があり、トリアージが行われている状況

入院したくてもできない状況にあるのは、新型コロナウイルス感染者だけではない。
通常であれば、この病院には入院用の病床が670床あるが、新型コロナウイルスに対応するため4つの病棟を閉鎖。
約120床が減少し、一般の医療にも影響が出ている。

手稲渓仁会病院 奈良理副院長:
新型コロナウイルス感染症の患者の受け入れを断ることもあるし、一般の救急患者を断ることもある状況。要請があっても受け入れを断る状況、本来入院すべき患者がホテルや自宅で療養していたり、救急車が受け入れ先を探して2~3時間立ち往生していたり、自分たちが十分に応えられていないジレンマがある

さらに変異ウイルスにより、ひっ迫の度合いは増しているという。

手稲渓仁会病院 奈良理副院長:
どこかで限界がきて、入院や治療できない人が増えてくる

変異ウイルスの感染力の強さや、重症化しやすさが問題だという。

手稲渓仁会病院 奈良理副院長:
非常に家族内感染が多い。2020年11~12月は1人感染しても家族にはうつらない例が結構あったが、現在は家族全員が感染する例が増えている。40~60代では、以前はそれほど重症化する人はいなかったが、人工呼吸器が必要な一歩手前や、必要な患者が増えている

この状況を乗り越えるためには、北海道民の協力が必要だと訴える。

手稲渓仁会病院 奈良理副院長:
ずっと自粛は続いているが、感染者が多いので行動を制限してもらいたい。ワクチン接種が始まっているので、今までゴールが見えなかったが、それをゴールだと思い協力してほしい

(北海道文化放送)

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