苦しそう…白鳥の首に謎の輪

視聴者からFNNビデオPostに送られてきた白鳥の映像。

白鳥の首には黒い輪のようなものが付いており、時折苦しそうな仕草をしているようにも見える。

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この映像が撮影されたのは5月10日、千葉県柏市。

取材班が14日に向かったところ、川でひな鳥と泳ぐ白鳥の首には、黒い輪が付いたままだった。

近隣住民:
かわいそうですよね。取ってあげたい

近隣住民:
人為的な何かだったらやめてほしい

いたずらなのか、ゴミが引っかかってしまったのか?

公園で釣りをする人に白鳥の写真を見てもらったところ「釣りの道具ではない」との話も…

周辺の白鳥を調査している千葉・我孫子市の「山階鳥類研究所」によると、GPS発信機でもないという。

3年前、山階鳥類研究所が行動記録を収集する目的で野生の白鳥の首に装着したというGPS発信機の写真を見せてもらったが、視聴者投稿映像の白鳥に付いた黒い輪はGPS発信機ではないという。

黒い輪のついた白鳥は、くちばしの上に黒いコブを持つ「コブハクチョウ」。

この辺りではよく見られる白鳥だというが、コブハクチョウは外来種であり、いつの間にか住み着き、今では170羽ほどがいると見られている。また、田植えの時期になると苗を食い荒らすこともあることから、地元の農家は「あまりいてほしくない」と話す。

地元の農家:
(苗の)上を歩くだけでも抜けちゃうのに、上を全部食べられたり、根っこごと食べられたり、被害があった

黒い首輪のようなものが付いた白鳥について、千葉県は「野生の鳥は保護できず見守ることしかできない」としている。

(「イット!」5月14日放送分より)