「高い料金プランを勧誘した」携帯ショップの実態

佐々木恭子アナウンサー:
高い料金プランを客に勧める携帯ショップでの接客の実態が初めて明らかになりました。

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携帯ショップで働く店員の実に4割が「利用者のニーズや意向を丁寧に確認せずに高い料金プランを勧誘したことがある」と調査に回答。

町の人からは…

20代女性A:
お客様ファーストじゃないけど、客のことも考えてほしい。

20代女性B:
ひどいなとは思います。

20代女性C:
そもそも料金プランが分かりにくい。

20代女性D:
もうちょっと分かりやすくしてほしい。

驚きの調査結果は総務省がNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社などの携帯販売店で働く店員に初めて行ったアンケートで判明。

高い料金プランへの勧誘だけでなく、アクセサリーやオプション契約の勧誘でも利用客の意向を確認せずに勧誘したことがあるという実態が浮き彫りとなり、消費者保護の指針に違反する営業をしている可能性もある。

20代女性C:
使わないオプションはいらない。結局何か月後かにオプションを外してくださいと言われても忘れてしまって月額が毎月取られる。

80代女性:
契約で難しいことがたくさんあるから、簡単に済むようにしてほしい。

携帯大手が設定する高い営業目標が原因

そもそも利用者が訪れる携帯ショップのほとんどは大手携帯会社の直営店ではなく、独立した代理店。

「携帯大手が携帯ショップに設定するオプションプランなどの高い営業目標が利用者の意向を反映しない勧誘につながる」と答えた店員が4割強に上ったという。

総務省では携帯会社の代理店への指導の改善などを求めている。

(「イット!」4月27日放送より)