今季5試合目の先発となったロッテのドラフト1位ルーキー・鈴木昭汰(22・法政大)が7回途中を2失点の好投。打線の援護もあってうれしいプロ初勝利を飾った。

即戦力として期待される左腕は初のお立ち台で「なかなか勝てていなかったが、今日勝つことができてうれしい」と笑みを見せた。

今季5試合目の先発。走者を出しながらも、ソフトバンクの打線を140キロ台後半のストレートにツーシームを織り交ぜ、テンポのいい投球で抑えた。5回は初めて3塁に走者を進められたが、井上晴哉(31)のファインプレーもあって4番・グラシアル(35)を速球で詰まらせ、1塁ファウルフライに。ピンチを脱出し、マウンド上で吠えた。

「とても調子がよくてどんどんいけていたが、7回になって球が甘くなって交代したのは反省点。でもとても良く投げられたと思う」

その7回には1死2、3塁とされ、中村晃(31)にタイムリー内野安打、柳田悠岐(32)に右中間へタイムリー2ベースを打たれ、ここで降板となった。

ここまで4試合に登板しいずれも2失点内と先発としての役割は果たすも、勝利につながらなかった。それでも「勝ち負けは後でついてくるので、自分のできることをやろうと思ってマウンドに上がった。目の前のバッターを抑えることを考えて腕を振った」と振り返る。

井口資仁監督(46)は「しっかりと鈴木が投げてくれた。ずっといいピッチングをしてくれていたが、打線が援護できなかった。今日は『ルーキーに初勝利を』と試合に臨んだので、いい形で初勝利をプレゼントできたと思う」と語った。

この日は5回に中村奨吾(28)の2点タイムリー2ベースと安田尚憲(21)の5号2ラン、6回は山口航輝の4号2ランなど打線も援護した。鈴木は「心強かった。野手の方に助けられて投げ抜くことができた」と打線へ感謝。ウィニングボールは「両親に渡したいと思う」と笑顔を見せた。

投げ方は「招き猫投法」で通算96勝を挙げたかつてのエース成瀬義久をほうふつとさせる鈴木。初勝利を機に、チームに多くの勝利を招きそうだ。