「高金利の貯金がある」と持ちかけ…

長崎住吉郵便局の60代の元郵便局長が、「高金利の貯金がある」などと持ちかけ、知人らから約10億円をだまし取ったとされる問題。

FNNの取材に知人の女性が明かしたのは、元局長の羽振りの良さだった。

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元局長を知る人:
派手ではあった。最初、古い家を買って建て替えた。

ーー何回建て替えた?

元局長を知る知人:
2回じゃない。ものずごく良い家を建ててるって。(お金)持っているような感じだった。正月でもどんちゃん騒ぎしてたし、よっぽど儲かってると思ってた。優しそうな人やけん、優しそうな人だったよ。

被害者は約50人「金は遊興費に使った」

1996年から約25年にわたって、長崎住吉郵便局に勤務していた元局長は、社内調査に対し現金をだまし取ったことを認め、遊興費などに使ったと説明。

4月7日午後3時ごろ、熊本市で行われた会見で日本郵便の九州支社長らが謝罪した。

日本郵便・豊田康光九州支社長:
被害にあわれた方々、関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしまして、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

被害者は約50人、被害総額は10億円を超える可能性があるとみられ、日本郵便は損失の全額を補償する方針だ。

長崎県警も今回の事態を把握していて、関係者から話を聞くなどして捜査している。

(「イット!」4月7日放送より)