大倉颯太の復帰をサポート

千葉ジェッツは、2月の試合で全治12カ月の怪我をした特別指定選手で東海大学の大倉颯太(21)を応援するプロジェクトをスタートした。3月20日のシーホース三河戦から会場で「SOTA 13」と書かれたラバーバンド(300円)を販売。収益を全て復帰のサポート費用に充てることにしている。

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最終Q 三河の反撃を断つ

西地区2位のシーホース三河をホームで迎えた東地区2位の千葉は最終クォーター、三河の追い上げを受け、残り5分を切ったところで4点差まで詰め寄られる。

ここで、キャプテン富樫勇樹(27)が踏ん張りを見せる。この試合で大倉颯太のイラストをペイントしたシューズを着用した富樫は3ポイントシュートで点差を7点に広げる。 

三河もすぐさまオフェンスマシーンこと川村卓也(34)が3ポイントを沈め再び4点差に。
それでも、富樫が連続3ポイントを沈め7点差。
「少しでも若い選手に感じてもらえる、吸収してもらえるように常にプレーしている」と大倉への気持ちが伝わるプレーぶりで三河の反撃を断つ。

残り2分を切ったところで、川村に3ポイントを許し、三度4点差に詰め寄られるも、何とか逃げ切った千葉。74-68で地区2位同士の対決で先勝した。

シューズに込めた思い

試合後、「彼と去年から一緒にやってきて、先月に大怪我をして、気持ち的にも葛藤があったと思う。シューズを着用して怪我の回復が早くなるわけではないが、それでもリハビリを少しでも頑張れるように何か伝わればいいなと。少しでも前に進んでもらえたらなと思う」とシューズに込めた思いを明かした富樫。
首位追撃へ向けリハビリ中の大倉と共に戦う。

千葉ジェッツ 74-68 シーホース三河
(船橋アリーナ)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。