いよいよ開幕したJリーグ。

新加入選手を迎え、各チームは2021シーズンでの優勝を目指し、戦いを始めた。

昨季、4試合を残してリーグ優勝を果たした川崎フロンターレや、ルヴァンカップ王者のFC東京など、注目チームの新体制の様子をレポートしていく。

今回は、リカルド・ロドリゲス新監督のもと、情熱的なサポーターのために“強い浦和”復活を誓う、浦和レッズ。

ヴィッセル神戸から西大伍選手、大分トリニータから田中達也選手、栃木SCから明本考浩選手、塩田仁史選手、FC琉球から小泉佳穂選手、湘南ベルマーレから金子大毅選手。

流通経済大学から伊藤敦樹選手、中央大学から大久保智明選手、青森山田高校から藤原優大 選手、浦和レッズユースから鈴木彩艶選手、福島竜弥選手の11名が新加入した。

リカさんはすごく戦術的な監督

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ヴィッセル神戸から移籍したDF・西大伍選手(33)は、「素晴らしいサポーターの前でプレーできることを楽しみにしています。浦和レッズの成長のために貢献できるよう頑張ります。あと、みなさんに笑顔を届けたいと思っていますので、YouTubeチャンネルやっています」とちゃっかりアピール。

1次販売で新ユニフォームが3番人気だったことを受け、「今年の目標は1番を目指しています。とても嬉しいことですし、たまにメンバー外で試合を上から見ているときに、自分のユニフォームを着ている人(サポーター)がたくさんいると嬉しいので、メンバー外になったときこそ、サポーターに来てほしい。見ているよ!ということで」と笑った。

大分トリニータから移籍したMF・田中達也選手(28)からは、「達也と呼んでください」とお願いが。

現在アルビレックス新潟に所属する同姓同名の田中達也選手(38)も2001年から2012年まで浦和レッズに所属していた。

「本当に意識はしていますし、僕が小さいころからずっと憧れていた選手なので、今回こうして(同じ)『11番』をもらえたので連絡しまして。『注目しているし、新しい田中達也像を作ってくれ』と言われてたので、すごく励みになり、頑張ろうと思いました」

栃木SCから移籍したMF・明本考浩選手(22)。

ロドリゲス監督が率いていた徳島ウォルティスと対戦したことを、「僕たちは前からプレスしましたが、相手を考えながらポジショニングしていて、うまく剥がされて数的優位を作ってフィニッシュまで行っていました」と振り返り、「すごく戦術的な監督ですし、そんな監督のもとで僕もプレーをしたいと思い、このクラブに決めたので、リカさん(監督)のもとで一緒に成長していきたい」と意気込んだ。

同じく栃木SCから移籍したGK・塩田仁史選手(39)は、GKコーチである浜野征哉コーチから再び指導を受けられることについて「2004年から2010年まで一緒でしたが、その時僕はまだ20代で右も左も分からない、プロの駆け出しのころでした。それから10年近く経ち、僕も40歳になりますが、一緒に仕事をすることは感慨深いものがあり、一緒に仕事ができる喜びも大きいです」と話した。

FC琉球から移籍したMF・小泉佳穂選(よしお)選手(24)。

FC琉球でチームメイトだった小野伸二選手(現在は北海道コンサドーレ札幌)は、1998年〜2001年、そしてオランダ・フェイエノールトから復帰後、2006年〜2007年に浦和レッズに所属。

小野選手と同じ背番号「18」を付けることについて「自分が選んだわけではないですが、伸二さんは小さいころから見ていて、レッズで背番号18番を背負っていたことは知っています。だから、18番になったことは光栄ですし、すごくうれしい」と喜びを明かす。

湘南ベルマーレから移籍したMF・金子大毅選手(22)は「しっかりと自分の特徴を出して、チームに貢献できるよう頑張ります」と自身を奮い立たせた。

ユースから感じた“浦和を背負う責任”

前所属は流通経済大学のMF・伊藤敦樹選手(22)。

大学4年間で成長した部分を「もともとボランチでしたが、4年間でいろいろなポジションをやらせてもらって。サイドやセンターバックなど、いろいろなポジションができるようになったことも強みになりました。守備の部分はユースのときに比べて成長することができました」と話す。

浦和レッズユースから昇格したGK・鈴木彩艶(ざいおん)選手(18)。

ベテラン選手から学びたいことを「昨シーズンは西川周作選手と一緒にプレーをして、技術的な部分で学ぶことが多かった。今年は塩田さんともプレーできるので、経験が非常にある選手なので、技術だけでなく、試合での立ち振る舞いや試合に向けての準備など、気持ちの部分も学び、そして越えられるようにやっていきたい」と意気込んだ。

同じく浦和レッズユースから昇格したDF・福島竜弥選手(18)は、ユース昇格選手として浦和レッズを背負う覚悟について「浦和を背負う責任はユースのころからすごく言われていた。“自分がチームを引っ張っていく”ということを気持ちの部分で見せていきたい」と明かした。

フジテレビサッカー「LIFE WITH FOOTBALL」https://www.fujitv.co.jp/sports/soccer/index.html

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