韓国出生率最下位の衝撃

2020年の韓国の出生率が0.84という衝撃的な数値だった事が分かりました。少子化が進む日本でも2019年の出生率は1.36で、韓国の数値はダントツの世界最下位です。過度な競争社会で高騰する教育費、若者の就職難、マイホームなど夢の又夢となった不動産価格の高騰などにより、若者が将来に希望を持てなくなったのが原因とされ、そこにコロショックが追い打ちをかけた形です。韓国政府は2006年から合計20兆円もの少子化対策予算をつぎ込んできましたが、効果はありませんでした。韓国は既に死亡より出生が少ない人口減少社会に突入していて、近い将来、経済にも大きな影を落とすことになりそうです。(ソウル支局長 渡邊)

不動産価格の高騰、若者の就職難など若者が将来に夢をもてなくなった韓国
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全米に広がるヘイトクライム

街に出現した巨大ポスター、さまざまな人種の人が描かれていますが、アジア系住民に対する犯罪の増加をきっかけに作られたものです。全米に広がるヘイトクライム、ニューヨークでも2月、アジア系の女性が路上に押し倒される事件があり、被害女性の知人が問題提起しました。
市によりますと2019年には1件だったアジア人に対するヘイトクライムは、2020年は30件に増加。地元メディアでは、新型コロナウイルスをめぐる偏見を指摘する声もあります。さまざまな言語で発せられたポスター、「私があなたを病気にさせたわけじゃない(英語)」との強いメッセージもあり、多様性を認め、安全に暮らせる社会を、と訴えています。(ニューヨーク支局 中川)

アジア系住民に対する犯罪の増加をきっかけに作されたポスター

旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフに来ています。この一帯は2020年の武力紛争でアゼルバイジャン側が奪還した地域ですが、ごらんのように1990年代の紛争で破壊された建物が、今もそのままの形で残っています。ナゴルノカラバフの戦闘では、およそ5600人が犠牲になり、勃発から1カ月半後の11月にロシアの仲介で停戦しました。アルメニア側は撤退を前に自らの家屋を破壊し、家具の材料となる高価なクルミの木を伐採するなどしていて、当時の緊迫した状況を生々しく感じさせます。現地には地雷も数多く残され、除去作業には10年以上要するとされています。一部の地域は今もロシア軍の管理下に置かれて自由に出入りできず、依然、緊張が続いています。(イスタンブール支局長 清水)

1990年代の紛争で破壊された建物が今もそのままの形で残っている

感染拡大の懸念が高まるフランス

パリでは一気に気温が高まり、春のような気候となり、マスクなしでピクニックを楽しむ人が増えるなど、感染拡大の懸念が高まっています。こちら地元の人たちが散策を楽しむ、サン・マルタン運河や、パリ市内最大級の公園のひとつ、リュクサンブール公園でも、マスクをしていない人が少なくありません。また、ビールなどを飲みながら、会話に夢中の人も多く、パリ市内の一部では感染再拡大防止のため、日中の飲酒が禁止されました。フランスの新規感染者数は1日2万人程度で高止まりしている上、変異ウイルスの感染も広がっていて、南部ニースでは週末が原則外出禁止になるなど規制が強化されています。(パリ支局 藤田)

リュクサンブール公園が、ピクニックを楽しむ人々で密状態

スピード接種を支えるボランティア

ロンドン小堀です。イギリスではすでに4人に1人以上が1回目の接種を終了。このスピードを支えているのが、ボランティアによるワクチン接種です。法改正により、医療資格を持たない人もおよそ20時間の訓練を受ければワクチンが打てるようにしたのです。
講師:筋肉を広げてまっすぐ刺し、押して筋肉にワクチンを注入します。
講師:押し込みましたか?であれば終わりです。
講師:Ok、素晴らしい!
ボランティア:このまま捨てていい?
こちらの女性もボランティアに志願し、ワクチンを打つ訓練を始めました。
フェリシティーさんは「イギリスの中にはワクチンを必要としている人が沢山いるので、本当にいい機会で手伝うチャンスだと思いました」と話します。イギリス政府は人手を確保して7月末までに18歳以上、全ての人への接種を終えたい考えです。(ロンドン支局 小堀)

ボランティアを志願し20時間の訓練を受ける女性(左)

顕在化したアメリカ人の“ワクチン嫌い”

ワシントンの瀬島です。ワクチンの累計接種回数が世界一のアメリカでは、供給ペースが今後さらに加速化する見通しです。接種が一回で済むジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの承認が近いほか、すでに使用されているファイザー、モデルナも供給を倍増させる方針です。これにより3月末までには3社合わせて2.4億回分のワクチンが供給できる手筈が整います。一方、軍では兵士の3割以上が接種を拒否していることがわかり、オースティン国防長官が緊急ビデオメッセージで接種を急ぐよう呼びかけました。いわば、アメリカ人の“ワクチン嫌い”が顕在化したもので、バイデン政権が目指す全国民の接種に向けて、大きな壁となりそうです。

軍では兵士の3割以上が接種を拒否しているという現状も

「ワクチン接種済み」のお墨付き

こちらは北京市内にあるレストランです。店の入り口にはスタッフの8 割以上がワクチンを接種したことを示す紙が貼られています。「一緒に免疫の万里の長城を作ろう」と書かれています。
政府が新型コロナウイルスワクチンの積極的な接種を呼びかける中、北京市内にある一部の区で始まった動きです。従業員の接種率が8割を超えたレストランやスーパーにお墨付きを与えるもので、すでに千を超える店に配布されています。また、このレストランでは、料理を運ぶ店員の胸に、「ワクチン接種済み」という緑色のシールも。レストランの客「貼っている店を見ると安心する」客に安心感をアピールし、消費を喚起する狙いがありそうです。(北京支局 木村)

従業員の接種率が8割を超えたレストランやスーパーに与えられる証明書

中国製ワクチンの信頼性は・・・

新型コロナウィルスのワクチン接種が本格化した香港で中国製ワクチンをめぐり波乱です。ことの発端は香港トップの林鄭月娥行政長官らがメディアに公開した中国製ワクチンの接種の様子。安全性アピールのはずが、ネット上では、本当に中国メーカーのものだったのか?と疑問の声があがりました。香港政府は全面否定しましたが、何か特別扱いを受けたり、別途調達したヨーロッパ系メーカーのワクチンを打ったのではないかとの疑問もくすぶっています。一方、香港大学の専門家は60歳以上の高齢者にふさわしいワクチンは?と問われ、データからすればドイツメーカーのものと回答。中国製ワクチンの信頼性を疑問視する声は根強く、香港市民の本音が見え隠れしています。(上海支局長 森)

林鄭月娥行政長官、中国製ワクチン接種の様子

タイにようやくワクチン到着

いまちょうどタイに初めて新型コロナウイルスのワクチンが到着しました。中国の貨物機に載せられているのは中国のシノバック製のワクチン20万回分です。感染拡大を抑え込み優等生と評されたタイですが、ワクチンの入手はASEAN10カ国のうち、8番目となります。年末から第2波に襲われ、予定を前倒ししてワクチン入手を進めたものの周辺国と比べ、出遅れる結果となりました。政府に批判が集まる中、タイは月内にも感染が広がる地域の医療従事者を中心にワクチン接種を始め、信頼を回復させたい考えです。東南アジアでは、残るフィリピンやベトナムにも2月中にワクチンが到着する予定です。(バンコク支局 武田)

タイに初めて到着したワクチン 中国シノバック製のワクチン20万回分

第3のワクチン「コビワク」

ロシアで新型コロナウイルスの3つめのワクチンが承認されました。2月20日に承認されたのは、政府系の研究所が開発した第3のワクチン「コビワク」です。有効性などの詳細は明らかにされていませんが、3月中旬には12万回分が国内に供給される予定です。ロシアでは既に「スプートニクV」と「エピワクコロナ」の2つが承認されていて、スプートニクVは全国民を対象に接種が進んでいます。ロシア政府は「ワクチンが3つもある国はロシアだけだ」と勝ち誇っていますが、ネットメディアの世論調査では、40%が「ロシア産ワクチンを打ちたくない」と答えていて、国民の信頼をいかに勝ち取るかが課題となっています。(モスクワ支局長 関根)

政府系の研究所が開発した第3のワクチン「コビワク」

ウッズ選手事故現場

ウッズ選手の車は向こうから坂を下って来ました。そして対向車線にはみ出し、ここから茂みに突っ込んでそのまま木をなぎ倒していってようやくあの辺りで止まったとみられていますロサンゼルス近郊で横転し大破した車。運転していたのはゴルフのタイガー・ウッズ選手で、衝撃が広がりました。近くのホテルに滞在していて、ゴルフ番組の収録に向かう途中だったということです。現場は長い下り坂で、カーブで見通しが悪い一方スピードが出やすく、過去1年あまりで13件の事故が起きている場所でした。捜査当局は「飲酒などの違反はなく、刑事責任を問うことはない」としていますがウッズ選手は右足の複雑骨折などの重傷で、世界的スターの選手生命が危ぶまれています。(ロサンゼルス支局長 益野)

世界に衝撃が広がったタイガー・ウッズ選手の交通事故

【FNN海外特派員取材班】