海岸に異変?海水が真っ白に

こちらは北海道小樽市で2月20日に撮られた映像です。海岸近くの海水が白っぽく染まっています。汚れてしまったのでしょうか?

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地上から見てみても、波打ち際ギリギリまで、まるで牛乳のように海面が真っ白になっている事がわかります。

実はこれ、春の時期に見られる現象で「群来(くき)」と呼ばれるもの。水が汚れているわけではないのです。

「群れが来ている」と書く、この現象、一体何が来ているのでしょうか?その正体は魚の「ニシン」です。

産卵のために海岸に集まってきたニシンによって、海水が白く濁ってみえるのです。春の訪れを告げる風物詩の一つとして知られている現象です。

雪国に春の知らせ?ニシンが接岸

実はニシンはお天気とも関係のある魚です。ニシンが沖から接岸してくる時は、北海道も冬から春に変わる天気の変わり目の時となります。

この時期は、雪が降ったかと思えば、「雨一番」とも呼ばれる雨が降ったりと、不安定な天気になることが多く、雲が広がりやすい状態になります。

そのため、ニシンが海岸近くにやってくることを、「ニシン曇り」と呼び、天気が安定しないサインと捉えられているのです。

地域で変わる「春告魚」

ニシンのように春の訪れを教えてくれる「春告魚」は、全国で存在します。

3月から渓流釣りが解禁になる「アマゴ」や「ヤマメ」を春の訪れと捉えている地域もあれば、瀬戸内海では「イカナゴ」や「サワラ」、関東などでは「メバル」、「サヨリ」、「桜鯛(マダイ)」などが春を告げる魚と考えられています。

ステイホームにより、自宅で過ごす時間が増えている方も多いと思いますが、食卓に並ぶ魚から春の訪れを感じてみるのも乙なものかもしれません。

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(とくダネ!『あまダネ!』2月24日放送)