爆弾低気圧で東・北日本大荒れ

低気圧が台風並みに発達し、北日本・東日本で厳重な注意が必要です。

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まず、2月15日時点で、日本列島を挟むように二つの低気圧があります。これは「二つ玉低気圧」と呼ばれ、列島を挟みながら進むため、広い範囲で荒天の原因となるのですが…

この低気圧が、明日16日にかけて急速に発達。一つになり、北海道付近で台風並みに発達しそうなのです。1日で50hPa近く下がることになるのですが、これは気圧の低下という観点では数年に一度レベルのこと。体調を崩される方も出てくるかもしれません。また、大雨や暴風はもちろんのこと、気圧が下がるに伴い、海面が上昇してくる可能性が出てきました。

台風並み暴風で“冬の嵐”

そこで、警戒したいのは「高潮」です。2014年に同じような状況がありました。

2014年12月、北海道・根室市では爆弾低気圧による高潮による被害が発生。海岸近くだけではなく、街中にも海水が押し寄せ車が流されるなど、まるで津波のような状態になりました。今回も同じくらい低気圧が発達する予想ですので、北海道では、15日夜から明日16日朝にかけて十分な警戒をお願いします。

16日(火)から真冬に逆戻り

そして、この“冬の嵐”は、各地で気温の低下ももたらしそうです。

東京の2月15日から23日までの予想最低気温の変化を見てみましょう。

15日は11.6℃と4月並みの気温ですが、明日16日には6℃。そして17日(水)には1℃、18日(木)には-1℃と、真冬並みの寒さになりそうです。

この真冬並みの寒さは、週末にかけて再び緩む予想で、21日(日)以降は気温が上がり、再び春の陽気に。気温のアップダウンが激しい日々が続きますので、体調管理に十分気を付けてお過ごしください。

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(とくダネ!『あまダネ!』2月15日放送)

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