Bリーグ界にまた一人将来が楽しみな新星が現れた。
Bリーグの琉球ゴールデンキングスに特別指定選手として加入した福岡第一高校3年生のハーパー・ジャン・ジュニア（17）が2月6日、レバンガ北海道戦に途中出場し、17歳11カ月28日でのB1リーグ最年少デビューを果たした。
これまでの記録は、ハーパーにとって福岡第一高校の1学年先輩にあたる河村勇輝（当時は三遠ネオフェニックス→現在は横浜ビー・コルセアーズ）の18歳8カ月23日。
ハーパーは身長180センチながらダンクシュートができる跳躍力とスピード溢れるドライブが持ち味。これまでインターハイやウィンターカップで優勝、U16の日本代表にも選出されている。今春からは東海大に進学する。大学や高校のチームで活動する若手選手が、所属チームに在籍したままBリーグ公式戦に出場できる特別指定選手制度で加入した。
ホームの沖縄市体育館でベンチスタートとなったハーパーだが、第2Q残り38秒、44－31で琉球がリードする場面でついにコートに。日本バスケ界に新たな歴史を刻んだ。
第4Q終盤に再び投入されると、初シュートを1本放ったが、リングに嫌われ、惜しくも得点はならず。それでも、デビュー戦で計2分34秒間、堂々としたプレーを見せた。
沖縄市出身の地元のホープは「みんなから『初得点はダンクで行け』と言われていたので、自分から積極的にディフェンスもアグレッシブにやった。途中ボールをとって行けた場面もあったが、それがファールになってしまったので悔しいが、次のゲームに向けて頑張っていきたい」とデビュー戦を振り返った。
日本最年少出場記録更新については、「高校の時に憧れていた河村勇輝先輩を一つでも超えられたのがすごく嬉しい」と息をついたハーパー。豪快なダンクで初得点をあげる日も近い。
琉球ゴールデンキングス93－80 レバンガ北海道
（沖縄市体育館）
琉球｜24｜22｜26｜21｜＝93
北海道｜17｜16｜17｜30｜＝80
