昨季限りで楽天を自由契約となり、独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズへの入団が決まった由規投手(31)が28日、埼玉・熊谷市のベアーズカフェで入団会見を行った。

テレビカメラ8台、約50人の報道陣が集まる会見。

背番号は『18』、登録名は『由規』に決まり、「NPBに戻りたいという気持ちで現役続行を決断しました。NPB復帰を目指して、熊谷の地でみんなと汗を流して、埼玉、熊谷をこれから熱くしていきたいです」と意気込んだ。

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同席した角晃多GM兼監督も、「時間はないけど、NPBに戻れるよう、球団あげてサポートしたい」と約束した。

由規は仙台育英高から2008年ドラフト1位でヤクルトに入団。2010年には当時日本投手最速の161キロを計測するなど12勝を挙げた。しかし、2011年以降は右肩の故障で満足の行く投球ができず、2018年限りで自由契約に。2019年から楽天で2年間プレーしたが、昨季は1軍登板がないまま戦力外通告を受けた。2020年12月には12球団合同トライアウトに参加するなど、現役続行の道を模索していた。

「今まで通りじゃだめ。怪我もしましたし、チャンスも掴みきれなかった。どこかスタイルチェンジしなきゃいけないのかなと思います。基本線は真っすぐですけど、変えていかなきゃいけないと思います。ここ2年は本格的に先発をやってなかったので、僕自身は先発でアピールできたらと思っています」と由規。がむしゃらにNPB復帰の道を目指し、ここから再出発する。

(フジテレビ・加藤忍)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。