ワクチンは「2月下旬までに接種開始できるよう」

新型コロナ感染抑制のカギを握るワクチン。
その確保をめぐり、政府内の“食い違い”が注目された。

ワクチン接種担当・河野規制改革相:
できる限り2月下旬までに医療従事者から接種を開始できるよう準備している。“令和の運び屋”と言われるように頑張ってまいります!

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ワクチン供給プロジェクトのキーマンとして“令和の運び屋”宣言をした河野大臣。
22日の会見では接種の順番を

(1)国立病院を中心とした約1万人の医療従事者
(2)全国約370万人の医療従事者
(3)高齢者
(4)基礎疾患のある人


とすることを検討しているとした。

一方、ワクチンの確保を巡っては21日、坂井官房副長官が「6月までに接種対象となる全国民分の確保を見込む」と発言していたが、河野大臣はこれを修正。


ワクチン接種担当・河野規制改革相:
申し訳ございませんが政府内の情報の齟齬がございまして、スケジュールに関する発言については修正をさせていただきます。

この“修正”の1時間半後、坂井官房副長官は…

坂井官房副長官:
あの、おー、今、あー。河野大臣の発言の趣旨・真意を確認中ということでございます。

慌てた様子を見せつつも、22日、「発言に誤りはない」との認識を示した。
一方、関係者からは「6月までの全国民分の確保」はあくまで政府の目標であり、見込みではないとの指摘が出ている。

総理官邸のサイトにはワクチン情報を発信する特設ページが設置。
河野大臣は「ワクチンに関する正しい情報をなるべく速やかに発信していきたい」と話している。

(「イット!」1月22日放送分より)