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22日午後1時から即位の礼の中心的な儀式「即位礼正殿の儀」が正殿・松の間で行われた。
即位を国の内外に宣言する正殿の儀では、陛下は天皇のみが着用する「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる装束で「高御座(たかみくら)」に立ち、皇后さまも十二単姿で「御帳台(みちょうだい)」に立たれた。
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この儀式の中で、女性皇族方がお召しになるのが十二単。
「バイキング×グッディ!×FNN Live News 即位の礼SP」のスタジオには、大正4年の即位礼正殿の儀で実際に使われた十二単を用意。
宮廷儀式を伝える「有識文化研究所」代表の仙谷宗久氏が解説した。
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仙谷宗久氏:
こちらは大正の御大礼で使われていた十二単です。日本は湿度が大変高いので、それが一番管理するのが大変ですね。
この十二単は非常に貴重な技法を残している十二単なんです。その部分を、坂上さんに触っていただきたいと思います。手前の襟にしましょう。裏に「板引き」という技法が使ってあって…
坂上忍:
つるつるしてますね。
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仙谷宗久氏:
光沢を持たせて織物をしっかりさせるという、平安時代から続いている技法なんです。現在、それは絶えてしまって大正の御大礼にだけ残っているという話です。
坂上忍:
触り心地はビニールっぽいですけど…
仙谷宗久氏:
まさにそうなんです。ビニールっぽいという表現はちょっと違ってますけど(笑)
漆の板に糊をつけて張り付けておいて、それを自然乾燥させるのでビニール的な感じの光沢が出る。
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そして今日、「即位礼正殿の儀」で皇后さまがお召しになった十二単は、「全体的に非常にやわらかい印象」と語る。
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仙谷宗久氏:
平成のご即位礼のときの皇后陛下とほとんど違いがないような感じです。ちょうど紫と萌黄が唐衣と表着ということで入れ替わっているだけで、全体としては非常にやわらかい感じで。新しい十二単の方向性みたいなものを感じましたね。
(「バイキング×グッディ!×FNN Live News 即位の礼SP」10月22日放送分より)