2020年に2年連続セ・リーグ優勝を果たした読売ジャイアンツ。

1月24日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、元木大介ヘッドコーチに加えて、元木ヘッドコーチおすすめの若き4番打者の岡本和真選手、キャッチャーの炭谷銀仁朗選手、大城卓三選手、7月に1軍に昇格した松原聖弥選手、今回のメンバーで最年少の湯浅大選手、昨シーズン5勝をあげた左腕コンビの田口麗斗選手、今村信貴選手が登場した。

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体重は96キロのままで

ジャイアンツの若き主砲で、昨年二冠王に輝いた岡本選手。3年連続でホームラン30本の大台に到達。ジャイアンツの生え抜き選手としては、王貞治さん、原辰徳さん、松井秀喜さんに並ぶ4人目の快挙となる。

そんな岡本選手が二冠王を取った秘密を、ジャイアンツファンでもあるナイツ・塙宣之さんが「お菓子が好きで、それで体が大きくなった。2019年のオフにお菓子をやめた効果で二冠王」と明かす。

好きなお菓子は「カール」。「コーラ」も好きだったが、お菓子をやめたときにそれもやめた。

しかし、元木ヘッドコーチは「(やめても)体形変わってないのに体重を聞くと『98キロ』とかウソをつく」とぼやく。公式HPのプロフィールには「96キロ」と書かれているが、キャンプイン時の体重は106キロ。

周りから修正を促されても「96キロのままで」と頑なに拒む岡本選手に、塙さんが「そんなことでファンは格好悪いと思わないから!」とフォローしていた。

炭谷選手からは「とにかくボーっとしている」と指摘される。「僕が生まれてから一番、和真に『今、何考えてんの?』って使ってる。それくらい何を考えているのか分からない」と首をひねる。

すると、岡本選手も「僕も(何を考えているのか)分からない…」と明かし、炭谷選手を困惑させた。

今村選手からは「チャンスのたびにヤバい!」と焦る岡本選手の一面が明かされる。

「ベンチで和真の隣によく座るんですけど、チームがチャンスになって和真に打順が回ってきそうになると小声で『どうしよう、緊張してきた』って言っている」

岡本選手はサヨナラのチャンスが回ってきたときに、「頼むから先に決めてくれ!」と思っているようで、“自分が決めてやろう!”などと思ってなく、「目立つのがあまり好きじゃない。ヒーローインタビューも避けたい。本当はめちゃくちゃ嫌」とこぼした。

目立ちたがり屋ではないようだが、大胆な一面もあると明かしたのは松原選手。「シャワールームからロッカーが近いけど、みんなバスタオルを巻いて移動する。でも和真だけはいつもスッポンポン」と言われ、岡本選手は「家でもパンツだけだったり、お風呂上りも裸でリビングにいます」と話した。

さらには、「メロン」にクレームを入れたこともあるという。契約更改の際、要望を聞かれた岡本選手は「メロンをもっと美味しくしてほしい」と要求。本当にそんな要求をしたのかと問われた岡本選手は、「でも気づいたことがあって、僕が言う“美味しいメロン”は日持ちがしないんです」と返答。番組MCの浜田雅功さんも「何の心配をしてる?」とツッコまずにはいられなかった。

ヘッドコーチはつらいよ…!

2019年に原監督から熱烈オファーでコーチとして13年ぶりに野球界へ復帰した元木ヘッドコーチ。翌年には球団のナンバー2のポジション、一軍ヘッドコーチに就任。原監督の右腕としてチーム全体をまとめ、2年連続でリーグ優勝に導いた。

まずは、元木ヘッドコーチに2020年の名シーンを振り返ってもらい、「3大ニュース」を発表してもらった。

3位に選んだのは「エース・菅野開幕13連勝」。セ・リーグ連覇の原動力となったエース・菅野智之選手は、6月19日の開幕戦から10月6日のベイスターズ戦まで無傷の13連勝。

球団記録となる開幕13連勝とともに、自身の通算100勝も達成するなど、記録尽くしの勝利となった。

そして、このオフにポスティングシステムでメジャー挑戦を表明していたが、残留が決定。年俸は球界最高の8億円となった。

2位に選んだのは「キャプテン・坂本の2000本安打達成」。2015年に戦後最年少でキャプテンに就任し、チームを支えてきた坂本勇人選手。

11月8日のヤクルト戦で史上53人目となる2000本安打を達成。31歳10ヵ月での達成は史上2番目の若さだ。

そして1位は、「日本プロ野球選手会会長・炭谷の200犠打達成」。8月20日の阪神戦で炭谷選手が通算200個目の送りバントに成功した。

意外な1位に元木さんは「2000安打は53人いる、でも200犠打は43人しかいない。しかも連盟表彰もない。連盟表彰は250犠打から」と説明し、だからこそ選んだのだと主張した。

そんな元木ヘッドコーチは、選手がバッティング練習をしていると雰囲気を良くするためにウグイス嬢になり選手をいじったり、試合前の円陣では選手からもいじられたり。持ち前の愛嬌でチームを盛り上げ、充実したヘッドコーチライフを送っているように見えるが、実は「ヘッドコーチはマジつらい!」と感じているようだ。

ヘッドコーチの主な仕事は、スタメンの考案や決定事項をグループLINEに送信したり、落ち込んだ選手の悩みを聞いたり、各コーチの取りまとめやYouTube企画構成、野次を率先などがあるという。

だからこそ、元木ヘッドコーチは「ノックをすることがほぼない。裏側の仕事が多くなって、監督や球団の人と話をしたりしているので、野球以外の仕事が多くなっている」と、もっと野球に触れていたいと明かした。

ジャイアンツvsプロゴルファー

また、元木ヘッドコーチ率いるジャイアンツチームと、トッププロゴルファーとの対決も。

10メートル先の直径80センチの的を狙うゲーム。ジャイアンツチームはバットで野球ボールを、トッププロゴルフチームはドライバーでゴルフボールを打ち、的を狙う。

ジャイアンツチームからは、今村選手、大城選手、岡本選手、炭谷選手、田口選手、松原選手、元木ヘッドコーチ、湯浅選手。トッププロゴルフチームからは池田勇太選手、石川遼選手、時松隆光選手が参戦。

真ん中の直径約3センチしかない赤い的に当てると10万円、青い的は3万円、緑の的は1万円、黄色い的は1000円、紫の的は浜田大明神のプレゼント。

10万円の赤い的の小ささに、石川選手は「ゴルフボールと同じくらいの大きさなので難しいかも…」と弱気に。一方の元木ヘッドコーチは「勝てるでしょう!ボールはこっちの方が大きいから」と自信満々。

各チーム3人が挑戦でき、持ち球は3球。一番良かった球を記録としてカウントするが、合計金額が高かった方のチームしか賞金はもらえない。

ジャイアンツチームからは元木ヘッドコーチ、炭谷選手、松原選手、ピンチヒッターとして岡本選手が挑戦。トップゴルフチームは石川選手、池田選手、時松選手が挑戦。

その結果、ジャイアンツチームは合計1000円+浜田大明神、トップゴルフチームは4万1000円と、トップゴルフチームが勝利した。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)