5年前の姉妹殺害放火事件で急展開。妹の元内縁の夫が逮捕された。

まっすぐ前を向き、警察署に入る男。放火の疑いで12月8日、逮捕されたペルー国籍のラ・ロサ・ビデ・エドガルド・アントニー容疑者(34)。

事件は5年前に起きた

事件は5年前の12月に起きた。

愛知県半田市で県営住宅の一室が全焼し、焼け跡からブラジル国籍の姉妹、姉のアマリリア・マルヤマ・ミシェリさん(当時29)と妹のキンベルリ・アケミさん(当時27)の遺体が見つかった。

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姉のミシェリさんは6畳間の床にうつぶせ、また妹のアケミさんはベッドの上であおむけの状態で見つかり、2人の首には絞められた痕があった。

さらに台所からほぼ空になったガソリンの携行缶が見つかり、警察は殺人放火事件として捜査を続けていた。

ラ・ロサ・ビデ容疑者は妹の元内縁の夫

部屋にガソリンをまいて火をつけた疑いが持たれているラ・ロサ・ビデ容疑者。妹のアケミさんの元内縁の夫だった。

2人は2009年に知り合い、一緒に暮らしていたが事件当時は別れていてトラブルになっていたという。

事件当日ラ・ロサ・ビデ容疑者とみられる男が車で現場を立ち去る様子を付近の住民が目撃していた。

付近の住民:
外国の方が車に乗っている姿というか10分後ぐらいに見に行ったら火災が発生していてもうここの車はなかった。

防犯カメラの画像が鮮明になったのが逮捕の決め手

事件から5年、警察が当時の防犯カメラ映像を最新の技術で解析したところ画像がより鮮明になり今回の逮捕に至ったという。

調べに対し黙秘しているというラ・ロサ・ビデ容疑者。警察は姉妹の殺害にも関与した可能性があるとみて詳しく調べている。

(「イット!」12月8日放送分より)