通勤時間帯に「鬼滅」を求めて長い列

朝の通勤時間帯に異変が。新宿駅の構内にある書店には、ずらりと行列ができていた。さらに大崎駅でも。

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そのお目当ては、12月4日、最終巻が発売された漫画、「鬼滅の刃」。

東京・渋谷にある「SHIBUYA TSUTAYA」の「鬼滅の刃」コーナーは最終巻がずらっと並べられていた。

この書店では、入荷上限の3300冊を準備。しかし、開店と同時に長い行列ができていた。

最終巻と主要キャラクターのフィギュアのセットをゲットした女性は

フィギュアセットを手に入れた女性:
(子どもが)学校行っている間に並んであげようと。

--いつ読みますか。

フィギュアセットを手に入れた女性:

いま(笑)。(子どもより)先に読む。

鬼滅現象」は日本各地で

「鬼滅争奪戦」は静岡でも。
平積みされた「鬼滅」に次々と手が伸び、まるでバーゲンセールのよう。

北海道の行列で見つけた小さな鬼滅ファンは、最終巻を大切そうに抱きかかえていた。

この「鬼滅行列」ができたのは朝だけではない。

藤本万梨乃アナウンサー:
午後1時すぎです。昼を過ぎたあたりから買い求める人の列が長くなってきました。休憩中なのかスーツ姿のサラリーマンの方もたくさんいらっしゃいますね。

いつ最終巻に「全集中」するの?

でも皆さん、昼間は仕事や用事があってすぐに読めないのでは?
そこでどのタイミングで鬼滅の最終巻に”全集中”するのか聞いてみた。

3人組の鬼滅ファン:
ちょっと電車では読めない、泣いてしまうので(笑)。家に帰ってしっかり読もうと

鬼滅ファンA:
「朝一に買いに行って」と夫に言われたんですけど、最初に私が今開けてもすぐ読みます

鬼滅ファンB:
寝る前に読みます。それまでちょっと忙しいんで、ちょっと待ってじっくり読みたいなと思います

結末が気になるのをぐっと抑え”我慢の呼吸”のようだ。

一方で、朝都内を走る通勤電車では、「鬼滅の刃」最終巻を読んでいる男性の姿が。

「我慢の呼吸」ができない人はここにも。

たまたま仕事が休みだという女性2人は書店で「鬼滅の刃」を購入し、徒歩1分の距離にあるカフェに飛び込んだ。約40分後出てきた。

最終巻をカフェで読み終えた2人組:
めちゃくちゃ面白かったです。静かにも会話もせずにずっと淡々と読み終わりましたね。もうなんでこんないい時に終わっちゃうんだろうとか思って、もっと続いてほしいと思いますけど。

興行収入が275億円を突破し歴代2位になった劇場版「鬼滅の刃」。
漫画はいったん完結したが、鬼滅現象はまだまだ続きそうだ。

「イット!」12月4日放送