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解体せずに移動「曳家」で守った日本家屋カフェと築127年の元旅館のカフェを巡る風情を感じる別府への旅・大分|FNNプライムオンライン

解体せずに移動「曳家」で守った日本家屋カフェと築127年の元旅館のカフェを巡る風情を感じる別府への旅・大分

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歴史も一緒に味わう別府のカフェ巡り 時を越えた空間で特別なひとときを

建物を解体せずにそのまま移動させる「曳家(ひきや)」という技術をご存じだろうか。

道路拡張で失われるはずだった歴史ある日本家屋が、その技術によって守られ、今、大分県別府市で和カフェとして新たな時を刻んでいる。

そこには、創業以来変わらない優しい味と、人々の熱い思いがあった。

時を越えた空間で、歴史も一緒に味わう特別なカフェ巡りの旅に出かけよう。

道路拡張から建物を守った「曳家」 創業以来の優しい味を今に伝える「茶房 信濃屋」

まず訪ねたのは、別府市西野口町にある「茶房 信濃屋」である。

「茶房 信濃屋」
「茶房 信濃屋」
この記事の画像(23枚)

立派な日本家屋が目を惹くこの建物は、もともと田川の炭鉱の別荘だったそうだ。

もともとは田川の炭鉱の別荘
もともとは田川の炭鉱の別荘

この建物には、大きな歴史の転換点があった。

2018年、道路拡張に伴い解体が検討されたが、歴史ある建物を保存するために「曳家」が行われたのである。

8年前に行われた曳家
8年前に行われた曳家

曳家とは、建物を解体せずにそのまま移動させることだ。

この大工事を経て、信濃屋は新たな歴史を繋いできた。

曳家とは
曳家とは

驚くのは建物の歴史だけではない。メニューも1981年の創業以来、ほとんど変わっていないのだとか。

創業以来変わらないメニュー
創業以来変わらないメニュー

今回、田中リポーターがいただいたのは、店自慢の「コーヒーゼリーぜんざい」と「かぼすソーダ」だ。

「コーヒーゼリーぜんざい」と「かぼすソーダ」
「コーヒーゼリーぜんざい」と「かぼすソーダ」

「コーヒーゼリーぜんざい」は、深煎りのオリジナルブレンドをゼラチンで固めた手作りのコーヒーゼリーに、あんこ担当のスタッフが丁寧に炊き上げたあんこ、そしてアイスクリームが絶妙に調和した一品。

「コーヒーゼリーぜんざい」
「コーヒーゼリーぜんざい」

ほろ苦いコーヒーゼリーと優しい甘さのあんこが相性抜群で、田中リポーターも「コーヒーの風味をしっかり感じます。とっても合いますね」と感動していた。

コーヒーゼリーとあんこは相性抜群
コーヒーゼリーとあんこは相性抜群

自家製のカボスシロップを使った「かぼすソーダ」は、爽やかでスッキリとした飲みやすさが特徴である。

完熟かぼすと砂糖を合わせ3か月~半年かけて発酵熟成させているため、酸味だけでなく優しい甘みも感じられる。

「かぼすソーダ」
「かぼすソーダ」

信濃屋には、創業以来守り続けるこだわりがある。

それは、「できるだけ手作りで、体に優しいもの」を提供すること。この思いの原点は、店主の長男が病気を乗り越えた経験にあるという。

創業以来守り続けるこだわり
創業以来守り続けるこだわり

「食べるというのはすごいことで、子どもたちに食べさせる気持ちで私たちも作ってる」という言葉に、店の温かさの理由が詰まっているように感じた。

お店の温かさの理由
お店の温かさの理由

明治の旅館建築がカフェに オーナー厳選スイーツと手作りドリンクで過ごす贅沢時間「冨士屋一也百」

続いて訪れたのは、別府市鉄輪(かんなわ)にある「冨士屋 一也百(ふじやはなやもも)」だ。

「冨士屋 一也百(ふじやはなやもも)」
「冨士屋 一也百(ふじやはなやもも)」

この風格ある建物は、なんと明治32年に建てられた元「冨士屋旅館」。今年で127年目を迎える、別府で唯一現存する明治時代の旅館建築である。

100年先も持つようにと再生工事が行われ、去年7月には新たな宿泊棟も完成。およそ30年ぶりに宿泊営業が復活した。

別府で唯一現存する明治時代の旅館建築
別府で唯一現存する明治時代の旅館建築

カフェスペースは、元々の和室を活かした和モダンな空間。コンサートホールやギャラリーも併設されており、様々な楽しみ方ができる場所になっている。

和モダンなカフェスペース
和モダンなカフェスペース

こちらでいただいたのは、秋におすすめのスイーツとドリンクだ。

秋におすすめのスイーツとドリンク
秋におすすめのスイーツとドリンク

「ウィーンのアップルパイ バニラアイス添え」は、オーナーが県内外から厳選した一品で、福岡の洋菓子店から仕入れているそう。

「ウィーンのアップルパイ バニラアイス添え」
「ウィーンのアップルパイ バニラアイス添え」

ヨーロッパのケーキが好きなオーナーが、その味を日本で再現している店の味に惚れ込んだという。シナモンなどのスパイスが効いたヨーロピアンな味わいが特徴だ。

ヨーロピアンな味わい
ヨーロピアンな味わい

そして、驚きだったのが手作りの梅シロップを使った「完熟梅シロップのアールグレイティー」。

「完熟梅シロップのアールグレイティー」
「完熟梅シロップのアールグレイティー」

紅茶に梅?と思いきや、その相性は抜群である。

完熟した日田の南高梅を、じっくりと温泉の蒸気で蒸すことで、甘みと桃のようなフルーティーな香りを引き出しているのだとか。

紅茶と梅の相性は抜群
紅茶と梅の相性は抜群

田中リポーターも「梅というより桃の感じ。ピーチティーのよう」と、その新しい味わいにすっかり魅了されていた。

新しい味わい
新しい味わい

「一也百(はなやもも)」という名前には、「100年先まで続く」ようにという願いが込められている。この場所で人々が交流し、鉄輪の文化に触れてほしいという思いが、店の随所に感じられた。

「一也百(はなやもも)」とは
「一也百(はなやもも)」とは

歴史ある建物を大切に受け継ぎながら、訪れる人々を温かく迎えてくれる別府の和カフェ。

建物の歴史に思いを馳せながら、ゆっくりとカフェタイムを過ごしてみてはいかがだろうか。

歴史も楽しめる別府の和カフェ
歴史も楽しめる別府の和カフェ
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