大分と愛媛を70分で結ぶ「国道九四フェリー」。しかし、なぜ海の上を走る船が「国道」なのだろうか。
その答えは、九州と四国をつなぐ一本の道にあった。
この不思議な海上国道を渡れば、そこには皿からはみ出すほど大きな伊勢海老や、ほんのり塩味がクセになる名物アイスなど、驚きのグルメと絶景が待っている。車ごと乗り込める手軽な船で、心躍る日帰り旅へ出発だ。
羽太リポーターがこの海上国道の秘密を探りながら、愛媛・佐田岬のグルメや温泉、絶景を巡る日帰り旅に出かけた。
今回利用するのは「国道九四フェリー」。
愛媛県の佐田岬を目指す、ワクワクの船旅の始まりである。
車も一緒に船内へ乗り込めるのが、フェリー旅の大きな利点だ。

船のスタッフによると、大分県の佐賀関港から愛媛県の三崎港までは、九州と四国を結ぶ最短ルートで、所要時間はおよそ70分だという。

さらにスタッフは「ここ、実は国道なんです」と語る。
海上なのに国道とは?
大分市から高知市までを結ぶ国道197号。
そのうち、九州と四国に分断された佐賀関港-三崎港間には「海上区間」が設定されているのだ。九州と四国を結ぶ国道の海上区間だから、「国道九四フェリー」なのである。

快適な70分の船旅、あっという間に四国へ
フェリーは朝7時から夜11時まで、1時間に1本という便利なダイヤで運行している。朝早く出発して、夜ゆっくり帰れば、日帰りでも一日中満喫できる。

70分の船旅の間、旅をさらに楽しむ特別席も用意されている。
目の前に海が広がる「展望席」は、リクライニング機能もついており、リラックスして過ごせる。

その座り心地に、羽太リポーターも「これは寝てしまう」とうっとりするほどだ。
この他にも、家族や友人との旅行に適した個室もあり、小さな子供がいても周りを気にせず過ごせるのが嬉しい。

料金は「4メートル未満の車なら、運転手込みで7,900円からとなっております」とのことだ。

ぷりっぷりの伊勢海老と衝撃の「しらすアイス」
そして、あっという間に愛媛県三崎港に到着した。
ここからは愛媛の観光だ。羽太リポーターがまず向かったのは、フェリー乗り場の目の前にある「佐田岬はなはな」。食堂やカフェ、直売所がそろう、佐田岬の観光拠点である。

まずは腹ごしらえ。
いただくのは豪華な「伊勢海老定食(5,500円〜)」だ。

お皿からはみ出すほどの大きな伊勢海老は、まだ動いているほど新鮮そのもの。
「超贅沢!」と羽太リポーターも興奮を隠せない。
ぷりっぷりの身は濃厚で、思わず声が漏れるほどの美味しさである。

お味噌汁にも伊勢海老の出汁がたっぷり染み出ていて、心癒される味わいだ。

続いてはお土産を見にショップへ。
佐田岬の名物といえばしらす。たくさんの関連商品が並ぶ中、ひときわ目立つものを発見した。

それが「しらすアイス(350円)」。蒸したしらすをそのまま練り込んだという、気になる一品である。

よく見ると、アイスの中に黒い点々が。「しらすがいる」と羽太リポーター。

味わいは、クッキーバニラアイスのクッキー部分がしらすになったような食感で、ほんのりとした塩味が良いアクセントになっているそうだ。

佐田岬グルメを満喫したあとは、ドライブを楽しみながら次の目的地へ。
車で30分ほど走ると、温泉を中心にした複合施設「亀ヶ池温泉」に到着する。

温泉はもちろん、ショップも充実。
愛媛ならではのみかんジュースやゼリー、さらには美しい「砥部焼」の器もたくさん並んでいる。

旅もいよいよフィナーレ。最後に向かったのは、亀ヶ池温泉からすぐの「道の駅 伊方・きらら館」だ

駐車場にある売店で、名物「じゃこ天(150円)」を発見。注文すると揚げたてを提供してくれる。

あつあつのじゃこ天を頬張った羽太リポーターは、「出来たてはうまみがぎゅっと詰まってる!」と感動。ふわふわの食感がたまらない。これは、ぜひ現地で味わいたい逸品だ。

館内には、ユニークな「ふれあい水槽」もある。

水槽に付いた小窓から、魚に餌やり体験ができるのだ。

赤い水玉模様がかわいい「パジャマ・カーディナルフィッシュ」など、たくさんの魚たちが集まってきてくれて癒やされる。

そして、締めくくりは屋上の展望所へ。そこには岬ならではの絶景が広がっていた。

「見渡す限り愛媛の景色の良さを一望できますね」。遠くには山口県も見えるという大パノラマに、羽太リポーターもすっかり魅了された様子だった。

車で気軽に往復できるので、お土産をたくさん買っても安心だ。
大分-愛媛の船路を、気軽に楽しんでみてはいかがだろうか。


