ICC=国際刑事裁判所の赤根智子所長は2日、国連総会で演説し、アメリカやロシアによる圧力を批判するとともに、国際社会に「行動を起こすべき時は今だ」と訴えました。
アメリカによる制裁の対象となっているICCの赤根所長は2日、国連総会でビデオ演説しました。
ICCの所長が国連総会でビデオ演説するのは、新型コロナウイルスの流行期を除いて初めてです。
赤根所長は演説の中で10月9日にICCの元判事がノーベル平和賞に選ばれたのと同じ日に、アメリカがICCという組織そのものを制裁対象に指定したことについて、「これほど鮮明な対照はない」と批判しました。
また、制裁の影響が職員の家族や被害者、証人などにも及んでいると訴えました。
さらに、ロシアの裁判所が2025年12月、赤根所長を含むICCの幹部9人に、司法判断を理由に欠席裁判で有罪判決を言い渡したことにも言及し、「司法の独立そのものが攻撃されている」と批判しました。
赤根所長は、国際社会にICCを守るための具体的な行動を求め、「行動を起こすべき時は今だ」と訴えました。
