脳梗塞のため休養していたサンドウィッチマンの伊達みきおさんが、ラジオ番組で仕事復帰した。伊達さんは8月末に脳梗塞を発症し、入院やリハビリを続けてきたが、現在は「構音障害」という後遺症が残っているという。今後は仕事をしながらリハビリを続ける考えで、相方の富澤たけしさんらとともに復帰への思いを語った。
言語は7割5分 ネタができて本当の復帰
脳梗塞のため休養していたサンドウィッチマンの伊達みきおさん(52)が10月31日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組でサプライズ復帰を果たした。

番組終了後、相方の富澤たけしさん(52)、助っ人として出演していた狩野英孝さん(44)とともに報道陣の取材に応じた。
狩野英孝さん(44):
このたびは本当に大変ご心配をおかけしました。
伊達みきおさん(52):
すいません。
富澤たけしさん(52):
お前のじゃねーよ。
伊達さんは今年8月末、ロケ中に脳梗塞を発症した。
北海道・釧路市の病院に約2週間入院した後、東京の病院でリハビリを続けてきた。
伊達みきおさん(52):
まあ、まだ完璧には治ってないですけど、だいたい言語が7割5分くらいだと自分の中では思ってるんですけど。まあ、仕事しながらリハビリしていって、いこうと決めて、きょうからまたお世話になるようになりました。
伊達みきおさん(52):
ネタができてから本当の復帰だと思っているので、そこがまだ一回もできていないんでね。ちょっとそこは若干時間がかかるのかなと。
また、入院前後での生活の違いについて聞かれた。

伊達みきおさん(52):
やっぱりね、あのラーメンとかをスープを全部飲まない。
狩野英孝さん(44):
そらそうです。
伊達みきおさん(52):
絶対飲まない。完飲してたんでね、それは。お店的にはうれしいですけどね。あとはだから塩分ですね。
富澤たけしさん(52):
取り過ぎない。
伊達みきおさん(52):
取り過ぎないように。そこを気をつけています。
2カ月ぶりにコンビでの活動を再開したサンドウィッチマン。
取材では息の合った掛け合いも見られた。
伊達みきおさん(52):
これから徐々に頑張ってお仕事を復帰したいと思います。あの、また応援してください。
富澤たけしさん(52):
「思います」がちょっと言えてない。
伊達みきおさん(52):
こっちは脳梗塞上がりなんだよ。
「ラクナ梗塞」による後遺症「構音障害」
脳梗塞は脳の血管が詰まることで起きる。

厚労省の最新のデータによると、患者数は130万人以上に上るという。

また、日本脳卒中データバンクが去年まとめた発症時の年齢別のデータを見ると、50代から増えているのが分かる。
今年52歳となった伊達さんは、自身の病気について「脳梗塞という病気ね、毎年130万人発症するって。オレはラクナ梗塞っていう比較的軽度だったのね」と語っていた。

このラクナ梗塞について、脳神経外科の専門家・川崎中央クリニックの市村真也院長は「病気の範囲が1.5cm以内の脳梗塞のこと。髪の毛1本あるかないかのような血管が詰まって起こす脳梗塞をラクナ梗塞と言います」と話す。

血管が詰まった場所や範囲によって症状にも違いが出るという。
すぐに医療機関で受診することが重要で、伊達さんの場合、相方の富澤さんがわずかな異変に気づき、病院へ行くよう促したという。
また、自身の後遺症についても明かした。
伊達みきおさん(52):
いや僕の中では順調だと思うんですけど、まあ麻痺とか全く残らなかったんで、車の運転もするし。あの本当ここだけですね。構音障害っていうだけです。
話すのに必要な筋肉や神経、器官などに影響が出る「構音障害」という後遺症が残ったといい、この日も病院でのリハビリを終えてからラジオの出演に至ったという。
「毎日」などが言いづらい
伊達みきおさん(出演したラジオ番組より):
ベロの筋肉がいま弱ってるから、副作用というか後遺症出ているからね。だからリハビリ通ったり、言えない言葉もリハビリの先生と一緒に勉強して。
実際に言いづらい言葉もあるという。
伊達みきおさん(52):
やっぱりね、でも自分の中で言えない言葉がいくつかあるんですね。そこら辺だから聞いてる方は聞きづ…聞きづらかったり、いまみたいな。聞きづらかったかなと思ったりはしますけど。「毎日」とかそういう「い」から「い」につながる言葉がまだ言えないですね。
発症からおよそ2カ月での仕事復帰について市村院長は「脳梗塞を起こして、芸人さんとして社会復帰したにしては結構早い」と話す。
またラジオでは、今回の復帰の後押しをしてくれた存在も語られた。
後遺症の様子を見せることで病気の周知につながると、森公美子さんに背中を押され、出演を決めたという。
また、直前のラジオ番組に出演した和田アキ子さんも、復帰を涙ながらに喜んでくれたといい、写真付きでSNSに投稿し、伊達さんを激励した。
これがみられたら脳梗塞の兆候?チェック方法
川崎中央クリニックの市村院長によると、食生活の変化などで、最近は40代など若い世代の脳梗塞がも増えてきていると指摘している。
自分自身や周りのちょっとした異変を見逃さないことが大切だ。
脳梗塞の兆候を見逃さないためのチェック方法が「BE FAST」と呼ばれるものだ。

「B」はバランス、体がふらつく。
「E」はアイズ、物が二重に見える。
「F」はフェイス、顔の麻痺。
「A」はアーム、腕の麻痺。
「S」はスピーチ、ろれつが回らない。
こうした症状がどれか一つでも見られたら、「T」タイム、すぐに救急車を呼ぶ。
これらを覚えておくことが重要だ。
市村院長によると、寒くなると血管が縮んで脳梗塞のリスクが高まるため、気温の差を少なくして血圧の変化をなくすことが大事だという。
(「イット!」11月2日放送より)

