畑にあいた、巨大な穴。
その大きさは直径約28メートル、深さは35メートルほどで、11階建てのビルに相当します。
トルコ中部の農業地帯で近年、こうした巨大な陥没穴が次々と出現しているというのです。
穴があいた瞬間に居合わせたという男性は「戦闘機が襲ってきたような音でした。すぐに起き上がってそっちの方を見たら、畑の中から煙が上がっていました」と話します。
陥没穴ができる瞬間をとらえた映像では、地面が一気に崩れ落ち、近くにいた人たちが走って逃げる様子が確認できます。
こうした陥没穴が周辺にはなんと700個以上。
地盤が沈下したことで、家が傾くなど生活に大きな影響が出ているといいます。
陥没が相次ぐ理由について、専門家は次のように指摘しています。
コンヤ工科大学陥没穴研究所 フェトゥッラー・アルック教授:
干ばつと地下水のくみ上げすぎが原因です。
この地域では気候変動によって雨の量が減っている一方で、農業のために地下水をくみ上げ続けています。
そのため地下水の水位が年々低下し、空洞が徐々に広がっていき、突然地面が陥没してしまうのです。
現地では地下水の利用を減らそうと、少ない水で育てられる穀物の開発が進められているということです。
