猫背で呼吸が弱くなる
呼吸に問題が起きる要因としては、長時間の座りっぱなし、猫背やヘッドフォワードポスチャーの姿勢、そしてストレスが挙げられます。
頭が前に出た姿勢でいると常に胸が縮こまった状態になり、胸椎や肋骨にぐるりと囲まれている部分である「胸郭」が押しつぶされるため、構造的に胸が広がりにくくなります。
パソコンやスマートフォンを使用する際に頭が前に出ると、頸椎から胸椎にかけての負荷は増加し、首や背中の筋肉が硬くなり、やはり胸郭の動きが悪くなります。当然、肺も膨らみづらくなるのです。
例えば今、この本を読んでいるあなたは、呼吸をしっかりできているでしょうか?
少し小走りをしただけですぐに息が上がってしまったりしませんか?そんな実感があれば、呼吸する力が衰えているかもしれません。
呼吸の力が衰えると、体の機能が低下します。逆に呼吸がよくなれば、体はもっと楽になります。この本を手に取ったことをチャンスと思い、自身の呼吸と向き合っていきましょう。
中野ジェームズ修一
フィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定運動生理学士
スポーツモチベーション 最高技術責任者
競技力向上やけが予防から、ロコモ・生活習慣病対策まで、身体機能を高めることでさまざまな課題を解決に導く「フィジカルトレーナー」の第一人者。『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』『すごい股関節』(いずれも日経BP)などベストセラー多数。

