立ち入り禁止区域で釣りをする人が後を絶たない新潟西港で、県や警察などが10月6日、合同パトロールを行いました。現場では侵入のために設置されたロープや階段も確認され、禁止行為が常態化している実態が浮かび上がりました。
新潟西港の西突堤と廃棄物護岸と呼ばれるエリア。いずれも一般の人が立ち入ることはできませんが…
【新潟港湾事務所 志賀秋人 次長】
「立ち入り禁止区域に釣り人の無断侵入が絶えない状況。水難事故も発生している所」
6日、新潟西港の立ち入り禁止区域で釣り人に対する合同パトロールを行ったのは、県の新潟港湾事務所と新潟海上保安部・新潟中央署です。
新潟西港では去年8月、釣り人が転落し、現在も行方不明に。今年7月にも釣りをしていた1人が転落し、救助されています。
【新潟港湾事務所 志賀秋人 次長】
「こういった施設は港を航行する船が安全に航行できるように波を避ける意味でつくっているもの。人が入ることを想定していないので、こういった施設に入ることは大変危険」
そのため、人が立ち入らないための頑丈な柵が設置されていますが…
【松村道子アナウンサー】
「こちらの侵入防止策は高さが3m弱ありますが、乗り越える、あるいは波消しブロックをつたっていくなどして侵入する人が後を絶たないということです」
さらに…
【新潟港湾事務所業務課行政係 南須原大輔 係長】
「つくったばかりの防護柵だが、いまこんな状況になっている」
去年10月に設置されたこちらの柵。
脇からの侵入も防げる構造でしたが、片側が何者かによって破壊され、現在は応急的な措置を施しています。
現場で起きているのは破壊行為だけではありません。
こちらは、護岸に降りるためのロープ。
【新潟港湾事務所業務課行政係 南須原大輔 係長】
「釣り人が違法に設置している。足をかけて堤防に降りていくものを設置している」
さらに廃材を活用してつくられた階段も。
【新潟港湾事務所業務課行政係 南須原大輔 係長】
「この先が立ち入り禁止の場所だが、違法に釣りをする人が勝手にこういった階段を設置して(禁止エリアに)上がりやすいようなものをつくって出入りしているのが現状。我々も分かり次第、撤去して対応している状況」
侵入を手助けする違法な物の設置と港湾事務所による撤去は、いたちごっこの状態にあるといいます。
【松村道子アナウンサー】
「きょう、西突堤に釣り人はいませんでしたが、対岸の立ち入り禁止区域で釣りをしている人の姿が現在確認できます」
【新潟港湾事務所 志賀秋人 次長】
「時に大きな波が防波堤を滑り、足を取られる・転落する。そういった危険のある施設。一度落ちてしまうと上がることは極めて困難」
新潟港湾事務所では11月末まで、新潟市中央区の西海岸地区にある第1突堤から第5突堤を釣り場として開放していて、認められた場所での安全な利用を呼びかけています。
