宮崎県内でイセエビ漁が一斉に解禁された。台風の影響もあり、初日の水揚げ量は例年を下回ったものの、漁師たちは来年4月までの長いシーズンに向けて期待を寄せている。その一方で、沿岸部の多くには漁業権が設定されており、一般のレジャー客がルールを知らずに捕獲すると重い罰則が科されるため、関係機関は厳重な注意を呼びかけている。
イセエビ初水揚げ
9月2日朝、日南市の漁港では今シーズン初となる水揚げが行われた。

日南市の富土漁港では午前5時30分頃、2隻の漁船が港を出発。

1日の夕方に仕掛けた網を約40分かけて引き揚げると、活きのいいイセエビを1匹ずつ丁寧にかごへと移していった。
初日の水揚げ量は、台風の接近を見越して安全な海域に網を設置した影響もあり、例年を下回る61キロにとどまった。

漁師 高橋保彦さん:
期待したよりもちょっと獲れ高が少なかった。台風が来るので逃げ腰で網を立てたので、そのせいかと思う。始まったばかりで来年まであるので、条件がいい時にはだんだんとれるんじゃないかと思う。今から頑張っていきたい。

日南市によると、昨シーズンの市内4漁協における水揚げ量は約23トンで、ここ数年の漁獲量は安定して推移しているということだ。
無断捕獲には最大100万円の罰金
イセエビ漁の解禁に伴い、一般のレジャー客や釣り人に対する注意も呼びかけられている。

宮崎県内の沿岸部の多くには漁業権が設定されており、9月1日以降にイセエビを捕獲することが許されているのは漁業権を持つ事業者に限られる。
万が一、一般の釣り人が他の魚を狙っている最中にイセエビが釣れてしまった場合、直ちに海へ放流しなければならない。ルールに違反して無断で捕獲した場合は、100万円以下の罰金が科せられる。
さらに、違法に捕獲されたイセエビだと知りながら譲り受けた場合も共犯とみなされる可能性がある。
海の資源を守り、漁業者との暮らしを守るためにも、ルールの厳守が求められている。
密漁防止夜間パトロール
宮崎市青島地区ではイセエビ漁解禁に合わせてイセエビの密漁を未然に防ぐための「合同夜間パトロール」が実施された。

パトロールを実施したのは、地元の漁業協同組合や宮崎海上保安部などで作る協議会で、シーズン中も継続して夜間パトロールを行う予定だ。
イセエビ漁は2027年4月14日まで行われる。ルールを守って、宮崎の美味しいイセエビを楽しみたい。
(テレビ宮崎)
