鹿児島市の海の玄関口が、2年後に大きく様変わりしようとしている。県が利活用を予定する北ふ頭エリアについて、最優秀提案者に選ばれた事業者が2028年中の開業を目指していることが明らかになった。
三菱倉庫×南国殖産が最優秀提案者に
県は9月10日、北ふ頭エリアの利活用に向けた最優秀提案者として、東京の三菱倉庫と鹿児島市の南国殖産からなる企業グループを決定した。10月には基本協定を締結する予定だ。

提案の内容は具体的で、エリア全体を複合的に再整備する計画となっている。水族館正面の4号上屋を解体し、イベントが開催できる大型の緑地広場を整備。桜島フェリーターミナル正面の県営第2駐車場にはカフェやベーカリー、その正面の県営第3駐車場にはスーパーマーケットや飲食施設などを設ける計画だ。


塩田知事が投資額とスケジュールを明かす
9月16日の県議会代表質問で、塩田知事は企業グループの投資規模と開業スケジュールを公表した。
「これらの施設整備や県有施設の改修に企業グループとして30億円を超える投資を行う」
知事が示したスケジュールによると、基本協定締結後は2027年度にかけて設計を進め、その後2028年にかけて建物の解体と新築・改修工事を実施。2028年中の開業を目指すという。

地域への影響は
鹿児島市の中心部に近い北ふ頭エリアは、桜島フェリーを利用する市民や観光客が日常的に行き交う場所だ。緑地広場や商業施設が整備されれば、フェリー利用者だけでなく周辺住民にとっても新たなにぎわいの拠点となることが期待される。
早ければ2年後、この海沿いのエリアが大きく生まれ変わる。
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