熊本地震発生後に起きた爆発事故で、7人が犠牲となったイオンモール熊本で献花台が撤去されました。最終日の9月14日は、四十九日の法要を終えた遺族も訪れ、今の思いを語りました。
「納骨すると思おうが、できなかった」
上益城郡嘉島町のイオンモール熊本では、7月の熊本地震発生後に起きた爆発事故で従業員7人が命を落としました。犠牲者を悼み、毎日、多くの人が訪れていた献花台は、四十九日にあたる9月14日が設置最終日となりました。

夕方には、法要を終えた遺族も訪れ、妹を亡くした男性は「本人の思い出話をした時に、ここに亡くなった者の一部がまだいるような気がするので、自宅に仏壇もあるが、ここにもやはり来たいと思って来ました」と話します。

一方で、「(四十九日は)納骨をすると思うが、うちはできませんでした。全て分かってからじゃないと」と爆発事故や再入館した経緯について真相究明を求めました。
「気持ちの整理の一環として献花に来た」
また、妻を亡くした男性は「息子と今までの日常を、まだ正直送れていない状況。前を向いて、今までの日常を取り戻すための区切りを、いつかはつけなきゃいけないという気持ちがある。一つの区切り、けじめではないが、気持ちの整理の一環として、きょう献花に来た」と話します。

葬儀の際に「いつか着せてあげたかった」というウェディングドレスを祭壇に飾り、送り出したと言い、「『センスがいい』とか『明るくて優しい』という言葉をたくさんいただいた。きょうで献花台がなくなるが、いろいろな人に送ってもらって、すごい幸せ者だったと思う」と、四十九日を迎えた思いを述べました。

「家の方では『何回泣かせるのか』と愚痴っていた。ずっと泣いてばっかりだった、きょうまで。きょうは本当に一区切りだと思うので、〈お疲れ様〉という気持ちで声をかけた」と話します。

原因究明が待たれる今回の爆発事故。経済産業省が設置した事故調査委員会は、9月14日に現地調査を開始しました。また、イオンは営業再開の見通しが立たないことから、全専門店204店舗に契約終了を打診しているということです。
(テレビ熊本)

