ドラマや映画など数々の出演作で活躍した俳優の中村ゆりさんが、直腸がんのため9月1日に亡くなっていたことを所属事務所が発表した。44歳だった。
若い世代にも注意が必要な直腸がんとはどういった病気なのだろうか――。
「直腸がん」とは 40代以下で3000人超が罹患
ドラマや映画など数々の出演作で活躍した俳優の中村ゆりさんが、9月1日、直腸がんのため亡くなっていたことが所属事務所から発表された。44歳だった。
中村さんが闘病を続けていたという直腸がん。どのような病気なのだろうか。

東京胃腸肛門内視鏡クリニック・望月 暁院長:
直腸っていうのは大腸の一部で、肛門に一番近い部分。そこにがんができるものを直腸がんと言われています。

国立がん研究センターによると、直腸がんになった人は3年前の時点で男性で約3万人、女性では約2万人弱だという。

東京胃腸肛門内視鏡クリニック・望月 暁院長:
少し進行してくると血便。痔と勘違いされることもよくあります。さらに大きくなってくると便秘になるケースがあります。あと直腸がんに少し特徴的な症状としては“残便感”。

昔よりは若い方も受診するようになってきているっていうのはあるかと思います。それにより若い方でも見つかるようになったという風に考えても良いのかなと思います。罹患数も死亡数もちょっと増えている。

最新のデータによると、中村さんと同じ40代を含む若年層で直腸がんになった人の数は、全国で3664人に上っている。

東京胃腸肛門内視鏡クリニック・望月 暁院長:
要因はいくつか言われていて、ざっくり言うと「体質」、「年齢」、「食事の欧米化」。体質と年齢に関してはご自身で改善することは難しいので、食事の欧米化に関しては気をつけていただくっていうのは可能かと思いますので。予防って意味ではやっぱり野菜、運動がね、大事だなと日頃から患者さんにもお伝えしております。
血便を“痔”と思い込み見過ごすケースも
山﨑夕貴キャスター:
中村ゆりさんは13年前にもがんを患っていて、検査も受けていたということですが、見つけるのが難しいケースもあるんでしょうか?

榎並大二郎キャスター:
東京胃腸肛門内視鏡クリニックの望月院長は、直腸がんの早期発見の難しさを指摘しています。直腸がんの初期には自覚症状がほとんどなく、血便や便秘などの症状が出てからではある程度がんが進行してしまっていることが多いといいます。またこうした症状は痔と似ているため、見過ごされるケースも少なくないということでした。そのため気になる人は30代からの定期検査も必要と呼びかけています。
(「イット!」9月15日放送より)

