最近では、冷却効果のあるスプレータイプの駆除剤も開発されています。吹きかければ分泌液を出す前にすばやく駆除できますし、虫が苦手な方でも安心して使えるはずです。
しかし、手元に駆除剤がない時に遭遇することもあります。
私の場合、そんな時は紙を持ってそっとカメムシをのぼらせ、家から離れた場所に振り落としています。
もしくは、ガムテープを使う方法もおすすめです。成虫の臭腺開口部はお腹側なので、背中側からガムテープで覆うように狙い、くっついたらガムテープで挟んで包めば、そのまま廃棄できます。
ただし、ガムテープで覆う時に勢いよく貼りつけてしまうと、カメムシが危険を察知してニオイを出してしまうので慎重に行うのがポイントです。
カメムシは、「ヘコキムシ」や「ヘッピリムシ」など、地域によってさまざまな名前で呼ばれている通り、分泌液によるニオイは強烈です。
しかし、そこまでスピードが速くないので、駆除すること自体は難しくありません。
専用の駆除剤が理想ですが、ない場合は紙やガムテープなどを使い、直接触れず、刺激しないように駆除する。そして、万が一体についた場合は念入りに洗い、異変を感じたら医療機関で診てもらう。
カメムシの出現におびえていた方は、ぜひ覚えておいてください。
有吉立(ありよし・りつ)
アース製薬株式会社 研究開発本部 赤穂研究部 業務推進室 学術推進課 生物飼育マイスター。

