7月に発生した『令和8年熊本地震』。この大規模な地震の原因となったのは「活断層のずれ」だった。
大きな地震を引き起こすおそれのある活断層は、隣県大分にも。このうち想定される被害が最も大きいのは今回の熊本地震と同様の揺れが想定されているという。
地震の発生リスクについて専門家に聞いた。
熊本地震を引き起こしたとされる「日奈久断層帯」
7月28日に発生した今回の熊本地震では最大震度7を観測し各地で甚大な被害が出て大分県内でも最大震度4を観測した。
今回の地震を引き起こしたとされるのは熊本県益城町付近から八代海へ延びる日奈久断層帯。最大震度6強を観測した八代市では日奈久断層帯がずれ動き田んぼには、最大で1メートルほどの段差ができたほか、周辺の至る所で地割れが発生した。
大きな地震を引き起こすおそれのある活断層。それは大分県内にもあり、私たちの身近なところにも。
別府市で見られる断層は「中央構造線断層帯」。
由布市から別府市、大分市を通り別府湾の海底に続いている。

隣県・大分にある“中央構造線断層帯” 専門家「熊本地震と同様の揺れ想定」
県内にある主な活断層は周防灘断層帯、日出生断層帯、中央構造線断層帯、万年山ー崩平山断層帯の4つで、このうち想定される被害が最も大きいのは中央構造線断層帯で地震が発生するケース。
大分地方気象台の高浜聡防災官は「揺れとしては震源の近くで震度7の揺れが想定されている。最近起きた令和8年熊本地震。揺れとしてはそれと同様の揺れが想定されている」と話す。

『中央構造線断層帯』で地震が発生した場合 死者最大3万人を想定
中央構造線断層帯で地震が起きた場合、由布市、別府市、大分市では最大震度7を観測、最悪の場合、死者は約3万人に上り、8万8400棟あまりの建物が全壊・焼失すると想定されている。
大分地方気象台の高浜聡防災官は「震源が浅いのでそれだけ距離が近いということで大きな揺れになるという風に考えられる」と述べた。
国の地震調査研究推進本部によると30年以内に地震が発生する確率は周防灘断層帯で2%~4%となっている。
一見、発生確率が低いようにも見えるが、今回の熊本地震を引き起こした日奈久断層帯と同じ一番高いランクとなっている。

10年前の熊本地震 発生直前の確率は『ほぼ0%から0.9%』だった
一方で、ほかの3つの断層は一番低いランク、0.1%未満となっているが…。
高浜聡防災官は「10年前の熊本地震が発生する直前の確率はほぼ0%から0.9%だった。この発生確率はあくまで目安、震度6弱以上を起こすような地震は日本中いつどこで起きてもおかしくない」と、油断せず日ごろからの地震の備えが大事だと述べた。
現在、県の有識者会議が想定される地震の被害の見直しを進めていて2027年1月に公表される。この中では新たに国東半島沖で確認された活断層についても盛り込まれる予定だ。
県内でもいつ、どこで起こるか分からない大きな地震。自分が住んでいる場所がどのような地震のリスクがあるのかを確認し日ごろから備えておくことが大切だ。


