前線と湿った空気の影響で福井県内は記録的な大雨となり、福井市、大野市、勝山市にはレベル5大雨特別警報が発表されている。県内5つの観測地点では24時間降水量が観測史上最大を記録。至る所で道路が冠水し、床上浸水の被害も確認されていて、県は6市町に災害救助法の適用を決定した。
福井市、大野市、勝山市に「レベル5・大雨特別警報」
福井県内には、29日夜から前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、強い雨雲が断続的にかかり記録的な大雨となっている。
福井市、大野市、勝山市には大雨特別警報が発令され、大野市と勝山市の全域、福井市の一部に自治体から警戒レベル5「緊急安全確保」の避難情報も発令された。
30日午前9時50分までに観測された24時間降水量は、勝山で350.5ミリ、坂井市春江で314ミリ、福井市美山で313ミリ、大野で278ミリ、福井で233ミリと平年の8月の1カ月雨量を大幅に上回り、統計を取り始めてから最も多くなった。
冠水した用水路に30代女性が転落し足首を骨折
消防によると、道路の冠水は県内の複数箇所で発生していて、このうち坂井市丸岡町では、30代女性が冠水した道路脇の用水路に転落し、右足首を骨折するけがをした。
警察によると、大野市の国道158号の新丁トンネルの付近で土砂崩れが発生し、通行ができない状態になっているという。
福井市や大野市など6市町に災害救助法適用
県は福井市、大野市、勝山市、あわら市、坂井市、永平寺町に災害救助法の適用を決定したと発表した。
この後予想される1時間降水量は、多いところで嶺北で60ミリ、嶺南で40ミリ。また、24時間降水量は、多いところで嶺北で120ミリ、嶺南で80ミリとなっている。
30日昼前にかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をするとともに、夕方にかけては土砂災害に厳重な警戒が必要となっている。

