「根室市の花咲港から、きらりと光るサンマがやってきました」(渡部健太記者)

 8月17日に札幌市中央卸売市場で競りにかけられたのは、2日前に根室市の花咲港で水揚げされたサンマです。

 秋の味覚、サンマ漁の主力となる棒受け網漁が本格化しています。

 太平洋の公海で操業していた大型船が約7トンを水揚げしました。

 40グラムほどの小ぶりなものが多いということですが、中には100グラムを超えるものも。

 1キロ2万5000円の値が付きました。

 「2万5000円なら良いと思う。型も悪くないと思う。サイズも、これからに期待」(落札した大舘水産 中沢孝太さん)

 競り落とされたサンマは札幌市内の鮮魚店に並びました。

 価格は1匹4000円。

 「1匹100円といった安い時代を知っているので、何千円という値段では手が出ないのが正直なところ」(来店客)

 待ちわびていたという人は、2匹を8000円で購入しました。

 「やはり、今の時期のサンマだから。来週には値段がぐんと下がるだろうけれど、その価値がある」(サンマを購入した客)

 「おいしいサンマ。初物を食べてくれて、とてもありがたい」(共栄水産 札中店 山田真二社長)

 同じ日の未明には、さらなる水揚げが。

 「根室市の花咲港です。網にいっぱい入ったサンマが次々と水揚げされています。圧巻です」(沼田海征記者)

 漁船44隻が256.8トンを水揚げ。

 2026年初めて100トンを超え、港は活気づきました。

 「もう少し時間がたって9~10月になり、魚の量が見えてくれればありがたい」(漁師)

 大きさは130グラムほどが中心で、地元の競りでは高値で1キロ1922円でした。

 根室市内の鮮魚店では1匹380円で販売されました。

 「小ぶりだと聞いていて期待していなかったが、来てみたらいいサンマ。少し高いけれど、もう少し漁が良くなれば安くなるのでは」(来店客)

 このサンマ、18日には札幌市内にもお目見えしそうです。

 漁の前の予測では、サンマの2026年の来遊量は前年比で6割以上少なく、過去最も低いとみられていました。

 秋の味覚は、この先一体どうなるのでしょうか。

 この「初物」のサンマが、札幌市民の食卓に並ぶのはいつごろになるのでしょうか。

 札幌市内の卸売業者2社によりますと、花咲港で水揚げされたサンマは、18日朝に札幌市中央卸売市場の競りにかけられる見込みです。卸売価格は1匹300円台前半とみられています。

 競りのあと、昼ごろにはスーパーなどの店頭に並ぶ見通しで、早ければ18日の夕食に、今年の初物のサンマが札幌市民の食卓に届くことになりそうです。

北海道文化放送
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