富山市の路上で現金約200万円が奪われた強盗事件で、警察は中国籍の男3人を緊急逮捕した。襲われた50代の男は特殊詐欺の受け子とみられており、事件は「受け子を狙った強盗」という異例の構図が明らかになりつつある。
昼過ぎの路上で羽交い締め、リュックから現金奪う

事件が起きたのは16日午後1時20分ごろ。富山市芝園町の路上を歩いていた50代の男が、3人組の男らに羽交い締めにされ、背負っていたリュックから現金約200万円が入った封筒を奪われた。
男らはその後、付近に駐車していた車に乗り込み逃走したとみられ、富山中央警察署は強盗事件として捜査を開始し、車のナンバーなどをもとに行方を追った。
長野・松本で発見、現金を所持したまま逮捕

警察の捜査により、逃走した3人は長野県松本市安曇で発見された。発見時、男らは奪ったとみられる現金約200万円が入った封筒を所持しており、緊急逮捕された。
逮捕された3人はいずれも中国籍で、職業不詳のジャン チュンユイ容疑者(21・東京都板橋区)、職業不詳のチェン フイ容疑者(44・住所不詳)、自称学生の自称オウ タク ヒン容疑者(自称20・東京都板橋区)だ。
富山中央警察署は、捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていない。
襲われた男は特殊詐欺の受け子か

この事件でさらに注目されるのは襲われた50代の男で、男は富山県内に住む70代の女性から時価約2400万円相当の金の延べ棒と現金をだまし取った特殊詐欺の受け子とみられており、男は容疑を認めているという。
詐欺で得た現金を持ち歩いていた受け子が、今度は強盗の標的にされたという構図だ。逮捕された中国籍の3人は、特殊詐欺の受け子を狙って強盗を行ったとみられている。
トクリュウとの関連も捜査
警察は現在、逮捕された中国籍の3人と、特殊詐欺に関与した50代の男との関係性を調べている。また、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」との関連についても捜査を進めている。
(富山テレビ放送)

