島根県出雲市の郷土史家・藤岡大拙さんの体験を通して戦争を考える企画展が開かれています。「終戦の日」前日となる8月14日に会場では「81年前」の光景が表現されていました。
子どもの素朴な疑問に答えた質問シートに、直立不動で小銃をもつ12歳の少年の写真。
出雲市佐田町のスサノオホールで開かれている企画展「子どもたちと出雲の戦争」の展示資料です。
会場には、こうした藤岡大拙さんが自身の戦争体験をもとに子どもの疑問に答えたQ&Aのシートをはじめ、出雲市内に残る戦争遺構や戦時中の学校の様子を収めた写真など約40点が展示されています。
今回の企画は、島根県内の戦争遺跡などを調べている出雲市の写真家・高嶋敏展さんが小学生に平和授業を行うなかで「島根にも戦争はあったのか」という質問をよくされることから郷土の戦争の記憶を知ってもらおうと、2023年から開催しています。
企画した高嶋敏展さん:
藤岡先生の話だと(竹槍は)突いただけだとダメで「お腹を突いて、ぐりぐり回せ」と習ったと言っていました。
当時、地元で行われていた民間人に戦い方を教える軍事教練で、教官から教えられた竹槍の使い方です。
会場には、その竹槍と同じサイズの竹も用意されています。
企画した高嶋敏展さん:
身近な戦争を残してこなかったのは今、大人である全員の責任だと思っています。
ぜひ、地元の戦争について、この機会に知ってほしい。
この企画展は、8月18日から展示内容を変え8月30日まで開かれています。
