各地で連日、35度を超える猛暑が続いている福岡県。道行く人の手には、年齢や男女を問わず携帯用の扇風機が忙しく回っている。幼い頃から扇風機の魅力にハマり、外出先にも持ち歩くという小学生を取材した。

カラフル&レトロ 扇風機の魅力

福岡・直方市に住む小学4年の末永涼介君(9)。

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自宅を訪ね、リビングに通されると、カラフルでレトロな扇風機が飾られていた。

大手家電量販店の売り場をはるかに凌ぐ種類と数。涼介君の部屋にも拘りの扇風機で溢れていた。

銭湯などで使われていた背の高い扇風機や換気扇のような見た目の扇風機など、レトロな物を中心に、その数100台以上。

全て涼介君が集めたコレクションだ。「今の扇風機は、リモコンが多いけれど、昔の扇風機は、レバーとかで『カチカチ』という音が大好き」と涼介君は、古い扇風機の魅力を語る。

扇風機と同じくらい大好きな7匹のネコたちと暮らしながら、1台1台集めた扇風機を丁寧に磨き上げたり、動かしてみたりするのが毎日の楽しみだという。

2歳で目覚めた扇風機の魅力

そもそもなぜ、扇風機なのか?涼介くんが扇風機に興味を持つきっかけは、2歳の時。「遊園地に遊びに行った時に、お兄ちゃんやお姉ちゃんは、ジェットコースターやメリーゴーラウンドに乗っていたが、この子はそういうのに一切乗らず、園内にある室外機をずっと見続けていた」と母親の菜美子さんは、当時を振り返る。

それ以来、涼介君は、羽が回る扇風機に夢中になり、知り合いに譲ってもらったり、ネットオークションで安く買い集めたりするようになった。

驚いたことに、コレクションとして集めるだけではなく、「外出する際、どこに行くにも扇風機を持ち歩いていた」と菜美子さんは話す。

数あるコレクションの中で、1番のお気に入りを聞くと、涼介君は、ある1台の扇風機を記者に示した。

「焼き肉屋さんに持って行こうとして落として、首の部品が壊れたけど、お爺ちゃんが直してくれた」扇風機だ。思い出の詰まった扇風機は、他のどれとも比べられないようだ。

「好きな物と触れ合っている時は、目の輝きが違う。羽が好きで、色のセンスがどこかで活かされたりとか。何かしら、絶対あとあと役立つ時が来ると思う」と母親の菜美子さんは、息子のコレクションを応援している。

末永菜美子さん
末永菜美子さん

目標500台 夢は扇風機の開発者

物心ついた頃から扇風機の魅力に惹かれている涼介君。今の目標は、扇風機を500台集めること。

そして将来の夢は―「扇風機を作る開発者」と即答した。

既に、作りたい扇風機のイメージは頭にある。「ネコ型の扇風機を作って、デザインは、飼いネコの『きりたんぽ』がモデル。

肉球を扇風機のボタンにしたり、触ったらめっちゃ気持ちいい感じの物を作りたい」。

1年中、冬でも扇風機を付けているという涼介くん。この暑い夏もお気に入りの扇風機にとってはシーズン本番。涼介君は、昔懐かしい涼しい風を浴びながら充実した夏休みを過ごしている。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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