3日午後2時過ぎ、熊本市は最高気温40.3度に達し、観測史上初めての「酷暑日」に。
あまりの暑さに市内の給水所では異変が。

地震によって深刻な水不足となる中、給水場に訪れる人がまばらとなる事態に。
2日に続き、過去最高気温を更新する災害級の暑さが被災地を襲っていました。

震度6強を観測した熊本・美里町では、被災した自宅の片付け作業をする家族の姿が。

長男・上村阿南さん(27):
もうめちゃくちゃ暑いですね。やっぱ家の中でも…。10時でこの暑さなので、やっぱ日頃の疲れというか全然進まないんで…。

体中から噴き出す汗。
家財道具を運び出すため、開け放した状態の室内はまさに危険な暑さです。

父・上村智美さん(51):
1日でも早く片付けだけはしたいなって思ってはいるんですけど、なかなかこの暑さで進まないんですよ。(Q. 40度予想の中での作業?)いや~もう大変です。40度なくても、昨日までの暑さでも相当へばって。

「将来的には自宅に戻りたい」と家族で片づけに取り組んでいるものの、家財道具を運び出す自宅前には容赦のない日差しが照り付け、作業を阻んでいました。

長男・上村阿南さん(27):
日陰がないですよね。これは被災して6日分くらいのペットボトルの量で、やっぱ水分だけはどうにか切らさないようにしないと。

一方、最大震度7を観測した熊本・氷川町では、受け付け開始の30分以上前から災害ごみを持ち込む車で長い列ができていました。

汗を垂らしながら、ごみの回収作業に当たる作業員たちの姿がありました。

7月28日に発生した熊本地震から7日目。
これまでに38人の死亡が確認されました。

このうち、車の中で意識のない状態で見つかり、その後、熱中症の疑いで死亡した70代の女性は、今回の地震で初となる災害関連死の可能性があります。

熊本市南区の避難所にも、連日の暑さの中、車中泊を続けているという女性の姿がありました。

訴えていたのは、ガソリン不足への不安です。

避難所で車中泊する女性:
人の目がどうしてもあるのがちょっと…。やっぱりガソリンがもったいなくて、エアコンもつけっぱなし、ちょっと怖いので、エンジンつけたり切ったりしてるけど暑くて…。それでちょくちょく目が覚めて…。

そして3日午後、高市総理大臣が地震発生後、初めて熊本へ。
危険な暑さの中で避難生活を送る被災者と直接、意見交換を行いました。

高市総理:
こんにちは、総理大臣の高市早苗です。この度は心からお見舞い申し上げます。もう国でできることは全部、やれることは全部やるつもりでまいりました。本当に心からお見舞い申し上げます。おうちの方はもうお住みになれない?

被災者:
はい。本当にイヤです。2回も震度7があってですね。水があるけどご飯がないんですよね。

被災者:
同じように10年前に地震でやられて、またここで…。その中で災害に遭った人に支援をお願いします。それだけです。

高市総理はこのあと、現地の対策本部で自治体関係者と面会し、要望を聴取する見通しです。

危険な暑さが続く中、避難所からホテルや旅館などに移る2次避難先として、宿泊施設を確保する動きが始まっています。

さらに、宇城市や氷川町では3日から仮設住宅の建設が着手され、9月下旬までには入居できる予定です。

担当者:
まだまだ被害の全容が見えていないので、入居者のニーズを把握しながら、一刻も早い整備に努めたい。

熊本市では4日以降も猛暑日の危険な暑さが続く予報となっていて、引き続き熱中症には厳重な警戒が必要です。

<フジネットワーク サザエさん募金> 令和8年熊本地震被災地救援

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