岩手県交通は、奥州市の胆沢営業所で、バス運転士が出勤時に行うべきアルコール検査を運行管理者が代わって実施していたとして、東北運輸局から2026年7月31日、行政処分を受けました。
県交通によりますと、今年1月、「運転士に代わって運行管理者がアルコール検査を実施していた」と差出人不明のメールが届いたため、翌日、胆沢営業所で、アルコール検査を行っていた時の録画映像を確認したところ、運転士が検査を受けていないことが発覚しました。
運転士がアルコール検知を行っていなかったことが確認された期間は、資料が残っていた2025年1月から2026年1月の1年間で、複数回、同じ営業所の運行管理者2人が代わりに検査を受けていたということです。
この運転士は、奥州市内のバスを運転していて、不正な検査を行っていた期間、事故は起こしていないが、酒気帯び運転だった可能性は否定できないということです。
これを受けて、東北運輸局岩手運輸支局は2026年7月31日、県交通に対し、8月3日から30日間、バス2両の使用停止処分と、文書警告を行いました。
この処分による運行への影響はないとのことです。
県交通では、再発防止策として、胆沢営業所を含む全営業所で、アルコール検知器のセンサーが取り外せないように固定し、検知の様子が写真に写るよう、措置をしたということです。
県交通本田和彦社長は「今回の処分を重く受け止めている。
ルールを必ず守るという意識を徹底するよう、再発防止に努めていきます」とコメントしています。
