北アフリカのスペイン領セウタにモロッコから千人規模の不法移民が押し寄せ、スペイン政府は軍を投入し、警備を強化しました。
スペイン政府は30日、北アフリカに位置する飛び地の自治都市セウタに、隣接するモロッコからの不法移民が急増していることを受け、軍を派遣し、地元警察の対応を支援すると発表しました。
モロッコからの移民は浮輪などを使って海を泳いで渡ったほか、国境フェンスのゲートを突破してセウタ市内に流入しました。
スペインの警備当局はこれまでに18人の遺体を回収し、海上で救助活動を続ける一方、国境周辺では警備を強化しています。
セウタの自治都市トップは30日、会見し、10日間で1500人以上の不法移民が海路で到着したと明らかにし、受け入れ施設はすでに定員を超え、崩壊状態にあると訴えました。
セウタでは2021年にも、およそ1万人の移民が短期間で押し寄せ、外交問題に発展した経緯があります。
北アフリカはスペイン領の自治都市が2つあり、この事態を受け、もう一方の都市メリジャではモロッコに接する国境を封鎖しました。
