熊本地震の被災地で救助活動にあたった福岡県警の緊急援助隊などの警備部隊が30日、福岡に戻りました。
このうち爆発が起きた嘉島町の「イオンモール熊本」で救助活動にあたった第一機動隊レスキュー小隊の平野俊幸小隊長(38)が取材に応じ、現地の状況について語りました。
県警によりますと第一機動隊は29日午後4時ごろ、がれきに埋まった被災者を消防とともに救助しましたが、心肺停止の状態だったということです。
ーー最初に到着して屋内の様子を目の当たりにしたときは。
平野小隊長:
一番は被害に大変驚きました。同時に、中で助けを待っている方が必ずいるという強い思いで救助活動に当たりました。建物の外部の様子は報道等で把握はしていたのですが、実際に入ってみて内部はコンクリートがれきが散乱していたりだとか金属がむき出しになって絡まっていたりと、大変凄惨な状態となっておりました。二次被害の防止など危険性を感じながら活動をしてました。
ーー活動の中で難しかったのは。
平野小隊長:
コンクリートがれきや金属などが散乱している中での安否不明者の捜索が非常に困難と感じておりました。現場では気温が高い中で余震が続いて発生していたので、熱中症対策や二次被害防止などにも気を使って活動をしてまいりました。
ーー 特に被害が大きかったのは。
平野小隊長:
イオンモールの2階南西側が特に爆発の影響で被害が大きかったと感じております。外壁だとか天井が崩落している状態で、いつ二次被害が起きてもおかしくないような状態でした。
ーー救助された人はどんな場所で発見されたか。
平野小隊長:
勤務されている場所から推定して、捜索をして発見に至っております。発見された方は非常に残念な形で見つかり、とても心苦しく思っております。
ーー発見された場所の周囲の状況は。
平野小隊長:
周囲の状況はやはりコンクリートがれきが非常に飛散し堆積している状態で、外壁と天井がいつ崩落してもおかしくない危険な状態の場所でした。
ーー足場の状況などは。
平野小隊長:
天井が崩落していたりだとかコンクリートがれき等で足場も悪い状態でしたので、作業としては非常に困難を極める状態でした。
県警は地震当日に緊急援助隊など166人を被災地に向かわせたほか、30日からは新たに被災地をパトロールする特別自動車警ら部隊44人や被災者支援部隊18人が現地入りすることにしています。
